自信をつけさせるために子どもの所をほめる〜不登校は99%解決する
不登校の子どもを学校に復帰させるための本です。著者は「不登校」をキーワードにして、活動しているようです。タイトルに不登校の言葉が入った本を、他にも出しているようです。
・心のコップに入れる自信の水とは、子どもの持つ良さ・資源
・子どもの言動をその時、その場で「世界一幸せなお母さんとしての気持ち」を伝えることが大事
・親が自身の水を入れることは、再登校へつながる最も基礎のポイント
・子どもの変化に気づかなくても、子どもの言葉に耳を傾けつつ、ひたすらコンプリメント(良さに気づかせる)
・一日三つ以上、最低でも三ヶ月は続ける
というのが、著者の説く不登校の子どもを再登校させる方法になります。不登校になる子どもはだいたい、弱くて自信がないものが多い。そのような子どもに自信をつけさせるための、言葉による働きかけになります。
不登校になった子どもは学校に復帰させるのがいい、というのが著者の見解です。というのも、学校に通わなくなった子どもは、社会に対する適応性が弱くなる、と著者は見ているようです。ですから、少しでも早く学校に復帰させるのが子どものためでもあるそうです。
不登校を復帰させる方法ですが、はじめは「そんなん事で百パーセントなんてホントかな」とも思いました。が、子どもの不登校の原因っていうのは、確かに絞れば「自身のなさ」に行き着くのかもしれません。だから自信をつけさせるために褒めるっていうのはシンプルな解答なのでしょう。
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