非行の兆しを見せた子どもに心を開いてもらう、一番簡単な方法とは
非行の兆しを見せた子どもでも、実際に非行に走っていて程度が重い子どもでも、相手を素直に成長させるには、会話をする中で相手の心を動かす必要があります。
「変わらなきゃ」まで行かなくとも、「明日から◯◯してみようかな」「もうこんな事やめようかな」「次、誘いがあったら断ろうかな」などと、相手に思わせる必要があります。
しかし、相手が心を開いていない状態では、いくら心を動かそうと話しかけても、こちらの意図は通じません。相手とある程度、距離が近くなければ、こちらがいくら話しかけても、言葉は相手に届かないばかりか、反発されることもあります。
非行の兆しを見せた子どもなど、相手との距離を縮めるには相手の言うことに共感する必要があります。相手に「自分は共感している」ことを伝える一番簡単な方法は、相手の言うことをそのまま言い返すことです。
相手が「友達から誘われたんだよ。」と言うのに対し、「友達から誘われたのか。」 や、相手が「お父さんと中が悪いんだよ。」と言うのに対し、「お父さんと中が悪いのか。」という感じです。
相手が言うことをそのまま言い返すと、「きちんと聞いてくれている。」と相手は感じます。「話した事をしっかりと受け入れている」ことを、相手に伝える効果があるのです。
他にも、会話の中にワンテンポの休みが入る効果や、相手自身が自分の発言を客観的にとらえることができる効果があります。
休みが入れば会話のリズムを調整できます。相手が自分の発言を客観的にとらえられれば、発言を修正したり、もっと深く詳しく状況を伝えることもできます。
相手に共感を伝えるため、相手が言ったことをそのまま返すことを試してみてください。
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