非行の兆しを見せたこどもの、立ち直りのモチベーションを高めるには
「頭ではダメだとわかっている。けれど悪い事をしてしまう。」そんな人はたくさんいると思います。非行少年たちもそうです。
「こんな奴らとつるんでいたら、人生はダメになってしまう。」「ダメな事なのに、どうしてもまたやってしまう。」「こんな事をしていて、家族に申し訳ない。」などと彼らは思っており、頭では犯罪がいけない事だとわかっています。
しかし実際には、すぐにやめられる子どもと、やめられない子どもがいます。過ちを犯して非行に走ってしまっても、すぐに立ち直れる子どもと、そのまま続けてしまう子どもがいます。
この違いはどこから来るのでしょうか。実際に非行から立ち直れる子どもと、立ち直れない子どもでは、何が違うのでしょうか。
これらの違いは、子どもたちのモチベーションの違いだと思います。非行から立ち直ろうというモチベーションの違いが、実際に立ち直れるかどうかになって表れているのです。
高いモチベーションを与えるには、どのように子どもたちに接すればよいでしょうか。どのように非行について教示すればよいでしょうか。
私は、自分で気づかせる事だと思います。「万引きなんかしてはダメだ」と、こちらから押し付けるのではありません。自身で「万引きなんかしてはダメだ」と、気づかせるのです。
人から、物事を押し付けるように言われたのでは、モチベーションはあがりません。逆に反発してしまうこともあります。
自分が犯した非行について考え、客観的に見る目を持ち、立ち直る方向に向かって自分で舵を切られるように、周囲がそっと背中を押してやれば、子どものモチベーションが上がるのだと思います。
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