いじめに、どう対処したらよいか
いじめ問題にどう対処したらよいでしょうか。
大人の世界では、いじめはなくせます。世間では、〜ハラが社会問題になっています。多くの人が関心を持って、無くそうとしています。こどもと違って、大人は十分に社会性が発達しています。身近な人間を攻撃してもメリットがないことは理解できるはずです。
攻撃に対する防御も、大人は知っているはずです。精神的に跳ねのける。公にして周りを味方につける。そのコミュニティーから退く。などなど、対処の仕方は大人の世界では出てきます。一人一人が、いじめや〜ハラに対して関心をもち、注意することで、いじめや〜ハラはなくせます。
では子どもの世界ではどうでしょうか。いじめはあるものとして考えるべきです。大人と違って、子どもたちに社会性は十分に育まれていません。自分より弱い相手を攻撃する目先の快感にとらわれて、メリットのないいじめをしてしまいます。そんないじめっ子に、先生の「相手の気持ちになってみろ。」は心に響きません。子どもは防御に対する知識も不十分で、周りを味方につける術を知りません。転校も子どもの自尊心を傷つける可能性があり、得策ではありません。
子どもには、いじめをはね返す気力を育む必要があります。相手と言い合う勇気や、相手と取っ組み合う勇気を育む必要があります。取っ組み合う勇気を育むには、取っ組み合う経験が必要です。
そういう意味では、柔道などの格闘技がいい経験になります。相手と組み合えば、相手の力の強さがわかり、取っ組み合いに対する心理的な壁が低くなります。
得意分野をつくることも、自信をつけるという意味で有効です。「自分には水泳がある」や「自分はプログラミングが得意だから気にしない」という心の支えが、子どもに自信をつけます。
それと、安全基地をつくっておくことです。子どもの安全基地は、何と言っても親、特に母親です。「お母さんだけは自分を受け入れてくれる」という安全基地は、子どもを大きく支えます。
格闘技、得意分野、安全基地などが、いじめに対する対処になります。子育ての参考になればと思います。
関連する投稿
- 子育てとは「シュレディンガーの猫」のようなものである
- マイクラを活かすのは文章表現だ。自分の好きを人生に繋げる接着剤
- 「テニスの王子様」越前南次郎。優しさとは距離をとることだ。
- 育児を楽にするには距離を置くことであって、そのためには書くことだ
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
現在の記事: いじめに、どう対処したらよいか