非行の原因にもなるいじめについてのコラムを書く理由
いじめについて、自分のいじめられた経験をコラムに書いています。
いじめは、非行との接点が多いからです。学校でいじめられた結果、学校に居場所を感じなくなり、ゲームセンターなどに居場所を求めたり。また、居場所を求めたゲームセンターなどで悪い仲間と出会い、非行が深くなったり。いじめというのは、非行の前段階にも後段階にもなります。
いじめを受けていた時、どのように感じたか。いじめをどのように乗り越えたか。いじめへの対策。いじめの防止策。社会で、家庭で、できる事は何か。いじめを受けて何を得たか。子どもを持って今、いじめをどう考えるか。いじめを受けている者、いじめている者へのメッセージなどです。
しかしこれがなかなか難しい。もう20年以上昔の事なのに、思い出す事に抵抗があるのです。自分のみっともない経験、失敗した経験は思い出しなくないものです。ましてや文章にして残してしまうと、認めたくない事も認めてしまうようで、なおさら抵抗があります。
いじめを思い出す作業はなかなか進みません。記憶があいまいな部分が多いのも理由です。ですが何より、思い出そうとするとあの時の嫌な空気がよみがえって来るようで、思い出そうとする思考を、急に本を閉じるようにパタンと停止させてしまうのです。20年たっても、いじめられた経験というのは、心に残るもののようです。
わたしがいじめの経験をつづる事でいじめを客観的にとらえ、共感を得る人の支えになればと思います。さらには、コラムを書く事でわたし自身が、過去のいじめと向かい合えるようになれればと思っています。
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