子どもの非行にもつながる怒りをコントロールする根本的な方法とは
怒りをコントロールする方法です。
「ついつい怒ってしまう」「ついカッとなって切れてしまう」「反射的に叱ってしまう」と言う声を聞きます。この様な人が根本的に怒りをコントロールするには、怒ることが完全な悪だと認識する必要があります。
「ついつい」相手を怒ってしまう人は、心のどこかで「怒ることも必要だ」と思っているのではないでしょうか。怒りに対して正当性を認めている心理があるのではないでしょうか。
私は、「ついつい」怒ってしまう事は有りえないと思っています。心の奥底で怒りを許容しているから、相手を怒鳴ることを前もって準備しているから、いざとなったら怒りでコントロールしてやろう、と思っているから、とっさに怒りの感情が出てくるのだと思います。
怒りを表に出さない様にするには、怒ることを完全に否定する必要があります。倫理的な問題です。怒りを表に出せば、相手は必ず嫌な気持ちになります。相手を嫌な気持ちにさせる行為が許させれるはずがありません。
相手を怒ることは負けです。怒りの感情を表に出せば、たとえ相手をコントロールできたとしても、その時点で負けなのです。本来であれば、怒りの感情を出さずに自分の考えを表現しなければならないのです。
怒りは犯罪や非行につながります。怒りやすい人とそうでない人、どっちが相手を傷つけることを良しとする人間かは、すぐにわかると思います。子どもが非行に走るのも、相手を怒りの感情でコントロール可能だと認識することから始まります。
不良、チンピラ、半グレ、どれも相手を怒りの感情でコントロールしようとします。子どもがそうした人間にならない様にするには、周りの大人が怒りで相手をコントロールすることを慎まなければなりません。
怒りをコントロールするには、怒りを完全に否定することが根本的な解決方法です。「ついついカッとなって」はありません。相手を嫌な気持ちにさせていいはずがありません。怒りの感情を持つことは「負け」なのです。
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