非行のない社会をい作るために、どうして「穏やかさ」が必要なのか

2017.10.14 (土)

警察官をやっていた時によく感じていたのが、「どうして世の中、こうも好戦的な人が多いのか」ということです。確かに警察官という職業柄、相手からよく邪険にされます。警察官の仕事は基本、相手から嫌われることだからです。

 

 

職質を受けたり、取り締まりを受けたり、県民国民の方からすれば「あなたがやっていることは悪いことだよ。間違ったことだよ。」という事なので、警察官を邪険に扱いたくなるのもわかります。

 

 

少し偏った目で見ると、「警察官だからこそ高圧的になる」という感じを受けます。ある一部の人たちは、相手が警察官以外である場合よりも相手が警察官である場合に、より好戦的になります。

 

 

それは、警察官は公務員だしある程度丈夫なので、「自分が反撃を食らう心配もない」と思っているのでしょう。自分が痛い目を見ずに、相手に攻撃を加えることができると思っているのでしょう。

 

 

ということもあり、仕事中は相手から邪険にされることばかりだったのです。その様な中で仕事をしていると「人はどうしてもっと穏やかに生きられないのか」と思います。

 

 

相手を邪険に扱って、相手に対してい高圧的な態度をとって、相手に対して好戦的な態度をとって、良いはずがありません。それは、倫理的にです。もちろん人間ですから、イライラするときもあるでしょう。虫の居所が悪いときもあるでしょう。抑えが効かなくなるときもあるでしょう。

 

 

ですけど、相手に対して高圧的な人間が多すぎます。一人一人がもっと穏やかになれば、ずいぶん、社会も生きやすくなるはずです。

 

 

高圧的な態度の人間が社会にいると、社会がそれを許容します。高圧的な態度をとる人間がいる社会が当たり前だと思う様になるのです。ですがそこが間違いです。相手に強く当たったり、怒りの感情で相手をコントロールするやり方は完全に「悪」です。

 

 

この高圧的な態度はもちろん、子どもにも伝染します。高圧的な態度で相手をコントロールできることを子どもが覚えると、子どもは未熟な頭でそれを使おうと考えます。子どもは大人よりも視野が狭いため、相手の心情を思いやるまでに至りません。

 

 

穏やかさのある人間があふれる社会がいいですね。思いやりがあり、寛容的で、相手を許すことができる社会。もちろん、仕事の中では意見を言うことも必要ですが、それは共通の目標を持てている場合がいいですね。そうすれば素直な意見を言うこともいい刺激となるはずです。

 

 

穏やかさが必要なんです。倫理的に、人間として、相手が嫌なことをしていいはずがないからです。

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 非行のない社会をい作るために、どうして「穏やかさ」が必要なのか

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP