怒る子育てと叱る子育ての違いは

2019.04.18 (木)

子育ての際、叱ってはいないだろうか。「叱る」子育てをしてはいないだろうか。よく言われるのは、「怒る」のだダメだけれど、「叱る」のはいい、という論調だ。

 

 

子育てにおいて、子どもを高圧的な態度でコントロールすることは、場合によっては必要だ。場合によるとは、親が叱っている時である。叱っている時は許される。なぜなら、冷静に計算づくで相手をコントロールしようとしているから。だが怒るのは許されない。苗なら、我を忘れて感情の赴くままデアあり、それでは相手はおろか自分さえもコントロールできないだろう。というものだ。

 

 

だが気をつけてほしい。はっきり言って、どっちもダメだ。子育てにおいては、「叱る」も「怒る」もどっちもダメ。どちらも同じなのだ。親が計算づくで子どもを叱ろうと、親が我を忘れて子どもを怒ろうと、子どもにとっては高圧的な態度を取られていることに変わりはない。

 

 

この高圧的な態度を子育てに持ち込むことは恥ずかしいことなのだ。子育てに限定されるものではない。生活において、人生において、相手を高圧的な態度でコントロールしようとすることは恥ずかしいことだ。視野が狭いことと同義である。視野が広くなれば、世界を広く見られるようになれば、怒るも叱るも出てこない。怒ることも叱ることも、そんな言動や感情は出てこようがないのだ。

 

 

なぜなら、世の中には自分の価値観では計り知れないものがたくさんあることが分かっているから。目の前の子どもでさえ、自分とは違う価値観を持った人間なのだ。自分とは価値観が違うことが分かっていれば、コントロールしようとすることがないのではないか。

 

 

相手を怒るや叱るで無理に相手の価値観を自分に合わせようとしている、ということは、まだ視野が狭いままなのだろう。

 

 

考えても見てほしい。自分は怒られて気分が良かったことはあろうか。「怒られて良かった」と後から思ったことはあろうか。少なくとも私はない。憤怒の表情を見せている大人は、それが「叱る」という行為をしているのであれ、どこか哀れに思える。「ああ、この人は人間ができていないのだな」と思う。それは、私が子どもの時からだ。子どもの時から、怒るや叱るをしている大人を、どこか未熟な存在だと思って見ていた。

 

 

子どもでも分かるのである。子どもにも伝わるのだ。未熟な人間と、本当の意味でいい関係は築くことができないだろう。子供からも、いつの間にか見下される存在になりかねない。表面的な関係になってしまいかねない。表面的に合わせられるだけの存在になってしまうだろう。

 

 

知ったかぶりをしている人のようなものだ。知らないものを知っていると言っている人間のようなものだ。怒ったり叱ったりすればうまくいくと勘違いしている。

 

 

「怒る」も「叱る」も同じである。子育てのみならず、仕事でもなんでも、人生においてやめたほうがいい。

 


 

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