子どもが非行に走ることは、なぜいけないことなのか
子どもが非行に走ることは、損失だと考えます。社会的な利益の損失につながるのです。
確かに子どもが非行に走っても、子どもの人生が悪くなるとは限りません。非行の世界で、不良どうしの世界で身につけた、度胸や仲間が将来、役立つかもしれません。
社会に出た際に、小心者では入っていけない世界があるとわかります。心を決めて気合を入れなければ開かない扉もあります。大勢の不良仲間の中で鍛えられた度胸が必要な場面もあるでしょう。
自分がやりたいことがある時に、自分1人ではできないとなった際、そんな時は、自分を知っている仲間の助けが必要になります。そんな時に、一緒に悪さをした人脈が生きることもあるでしょう。
個々それぞれで言えば、笑って話せる過去の話になるのかもしれません。ですが、だからといって、非行を短絡的に考えてはいけないのです。
非行を放っておけば、どんな方向に進むかわかりません。笑って話せる様になるには、やはり道を改める瞬間が必要です。それは一瞬かもしれませんし、まとまったある程度の期間になるかもしれません。放っておけばそのまま転落するかもしれない子どもの非行を、必死に元の道に連れ戻す作業があるからこそ、後で笑って話せるようになるのです。
何かの過程があって非行という結果を迎えているのです。過程が何も変わらなければ、結果も変わりません。放っておいてさらに転落するのか、それとも伸びるのか。どちらに転ぶのかは、わからないのです。
子どもが非行に走るということは、当然被害をこうむる人もいるのです。例えば夜中のコンビニや公園でのたむろ。子どもにとっては一時的なものであっても、近くに住んでいる人にとっては迷惑でしかありません。
自分の住んでいる地域は安全であってほしいものです。類は類を呼びます。少しでも治安の悪さが心配されると、この先治安の悪化が進むのではないかと住民は不安になります。
夜中に騒音を出して走るバイクも非常に迷惑で、近くに住む人にとってみればたまったものではありません。この先、この地域は治安が悪くなるのではと、住民は心配になります。
非行は社会的な損失です。個々それぞれでは大した損失ではなくとも、社会的にはとても大きなものなのです。
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