子どもが非行に走るのを防ぐために示すべき2つのこととは
子どもが非行に走る原因は二つあるように思います。非行に対して「これがかっこいいんだ」という思い込みと、非行以外の格好よさに対して「俺はあの様になれない」という諦めです。
思い込み
非行に走っている中学生や高校生は、生意気に振る舞うことを「かっこいい」と思っているからこそ、生意気に振舞います。コンビニでたむろしたり、地元の友達とバイクに乗って夜中に走り回ったり、大人に生意気な態度をしたり、です。
ですので非行をやめさせるには、非行よりも魅力的で格好いいことを示してやらねばなりません。コンビニでたむろしたり、バイクに乗って人迷惑な走りをしたり、生意気な態度で生活したり。そのようなアウトローよりも魅力的な生き方に興味を持ってもらうのです。
無理に非行から目を背けさせようとしても、心の底から背けることはできません。人を引っ張るには、そちらの方向に行くだけのメリットを示すしかないのです。
非行も同じです。非行とは違う道に行くだけのメリットを示す必要があり、それに対して「かっこいい」と思ってもらうことが、子どもの食いつきがいいだろうと思います。
諦め
もう一つは、諦めの気持ちです。子どもも、非行の道以外にも格好いいと思える道を本当は知っているのだと思います。勉強にしろスポーツにしろ、自分よりも活躍している同年代を見て「俺もああなりたい」と思わない人はいません。
ですが子どもは、初めから諦めている様です。「本当は勉強して頭が良くなりたい。運動で活躍したい。将来、脚光をあびる人間になりたい。でも俺にはあんな風になるのは無理だろう。だから非行の道でいい」というものです。
非行よりも魅力的な格好いい道を示すと同時に、それは決して無理ではないことを子どもに示す必要があるのです。
非行の道以外の道を示すために、狭い世界にとどまらず、広い世界があることを示さなければなりません。それと同時に、その道を歩めるように、そのゴールまでたどりつけると思えるような意識の高さも必要なのです。
「可能性は無限」であり「行きたいと思う方向に行ける」ことを2つ、示さねばなりません。
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