非行の原因・いじめを防ぐには
学校制度が自由になることです。学校に行ってもいいし、行かなくてもいいし。そうなればいじめは無くなります。
「人間関係がうまく行かないけど勉強はしたい」なら、他の機関を頼ってもいいし。何か「俺はこれだ!」っていうくらい好きなものがあるなら、それ専門の教育だけを受けてもいいし。そんな社会です。
いじめは人間関係の歪みによって生じます。自分の好みでもないでもない人たちと無理に箱の中に押し込められた結果、歪みが生じるのです。倫理的に間違っているとわかっていても、暴力を振るったり、陰口を行ったり、無視したり、仲間外れにしたりして、その場の空気にみんなが流されます。
「学校は卒業しなければならない。」「学校に通うことは最低限の社会性を育む上で必要。」「みんなが学校に通っている。」このような考えがまだまだ社会を支配しているので、無理に子どもが学校へ通います。特にこのような考えは、年上(周りのオトナ)の方が強いはずです。
嫌いなら距離をおく。自分に害が及ぶようなら付き合わない。他に魅力的な場所があるならそちらを選ぶ。没頭できるくらい好きなものがあるなら、それに打ち込む。そのような制度を実際に作り、そのような自由な選択が可能であることを、周りのオトナたちが共有することです。
このような生き方ができる社会になれば、無理に人と付き合う必要も無くなります。暴力を振るったり悪口を言うような者からは人が距離をおくので、そのような行為もなくなるはずです。
いじめを防ぐ効果もあるし、いじめに対する対処の効果もあるのです。
それぞれの好みにあった、いろいろな生き方が選べる社会がいじめを無くします。流動的な教育制度が日本にあればいいんです。行ってもいいし、行かなくてもいいし。途中でやめてもいいし、途中から入学してもいいし。両方やってもいいし、それぞれを美味しいとこどりしてもいいし。
既存の教育制度の改革、ITのフル活用、それらを実行する勇気。そんなものが求められます。
いじめを防ぐには、学校制度が自由になることなのです。
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