子どもが非行に走らない家庭環境とは。親は好きなこと持っているか

2020.02.20 (木)

親の影響っていうのはやはりあるもので、別に血の繋がりがどうとか遺伝子がどうとかはわからないんですけど、単純に「一番近くにいる人間だから」というのが一番大きな理由だと思います。なので、子どもの人生を変えるには近くにいる大人が別の人間に変わることができればうまくいくのかもしれませんが、別人に変わるのも難しいと思うので、別人に変わること無く、スタイルだけを変えるにはどうするか、ということにについて話してみたいと思います。

 

 

子どもの非行を防ぐにはどうするかについて、「好きなことを見つければ」とか「没頭するものを見つければ」とは親としては考えると思います。ですが、親であるあなた自身は好きなこと、没頭するもとを見つけているでしょうか。自分の好きなこと、没頭するものと巡り合っているでしょうか。

 

 

子どもが好きなものを見つけられるかどうかは、引っ張ってくれる存在が近くにいれば、また違うと思います。子どもの近くにいる存在であるあなた自身は、ハマっているもの、没頭していることを「これだ」と言えるくらい、意識しているでしょうか。

 

 

なんとなく「これかも」というのはあるのかもしれませんが、言語化できるくらい、「これ」というのは難しいのではないかと思います。が、近くにいる大人が言語化できるくらい好きなもの意識していれば、一緒に過ごしている子どもとしても、いい影響を受けやすいのだと思います。

 

 

僕も始めは好きなこと、好きなものを見つけられていませんでした。中には小さい頃からずっと続けているものがあって、それが好きなものとして存在している人もいるのかもしれませんが、ほとんどの人にはそんなものはなく、私にもずっと続けているものなんてありませんでした。

 

 

で、僕も好きなことを仕事にしたくて、「自分の好きなものは何なんだろう」と意図的に作った方なのです。なので、僕がやった、好きなことの見つけ方を紹介します。

 

 

おそらくこれって、意図的にやり方を勉強してやったほうが良いと思うんです。ただ漠然と「好きなことって何だろう」って考えていても、見つからないと思うんです。

 

 

とりあえず、好きなことを見つけるには、一人の時間を作ることです。まずはココからです。毎日生活していると、なかなか一人の時間は見つからないと思うんです。仕事は忙しいし、帰れば子どもの世話で忙しいし。でもそんな中で自分の好きなことを見つけるには、雑多な中では絶対に見つからないと断言できます。一人の時間を作るんです。暗い洞窟に一人で入って瞑想するくらい、集中できる環境が必要です。なにも本当に洞窟に入るように勧めはしないんですが、一時間ほど一人で集中する時間は必要でしょう。一日に一時間ほど一人でいられる時間と場所を確保して考えるんです。

 

 

で、考えるといっても今現在のことばかり思い出していては、好きなことも見つかりません。今現在の自分にとって好きなことっていうのは、過去の積み重ねからできている事が多いんです。それに今現在のことって思い出そうとしても、あんまり思い出せないのではないでしょうか。思い出せる今現在のことって、限りがあるんです。

 

 

なので、過去の記憶や思い出も引っ張ってきて、好きなことを見つけることになります。思い出せるのなら、学校にも通っていなかったころの記憶から。そこから始まって、小学校低学年、小学校高学年、中学、高校のとき、人生の節目の度に、できるだけ細かく「あの時はあんな事をよくやっていた」「この時はこんな事が好きだった」っていうのを思い出して記録していくんです。そうすると、今現在に通じる、今現在の自分が好きで没頭できそうな事が浮かび上がってくるんです。

 

 

僕の場合は、子どもの頃からずっと「優しい性格だね」なんて言われてきたのが引っかかっていたことと、それから粘土で遊んだりブロックで遊ぶのが好きだったこと。それとシンプルなモノが好きだったことを、一人の時間を使って記録していきました。

 

 

そこから、倫理・思想・哲学っていうものを、警察での経験にプラスして、文章で発信することにしたんです。「どんな風につながっているの?」って思うかもしれませんが、僕の中では繋がっているんです。多分に主観的なことではあるんですが。

 

 

まず「優しい性格だね」って子どもの頃からずっと言われていて、それに引っかかりを感じていたんです。確かに人に対して攻撃的な事を言う性格ではなかったんですけど、逆に周りの人はどうしてそんなに攻撃的なことを言うのか不思議だったんです。これは、倫理・思想・哲学に繋がります。

 

 

それから粘土遊びやブロック遊びが好きだったことは、文章での発信に繋がります。これっていうのは、モノづくりっていう意味で同じなんです。粘土やブロック遊びも、文章も、ゼロから(本当はゼロではないんでしょうけれど)作っていって表現するっていう意味では同じなんですよね。

 

 

それから警察での経験ですけど、やっぱり僕は警察でも倫理・思想・哲学的なことを考えていたんです。警察っていうのは法律を使って仕事をするんですけど、どうしても法律では、世の中を裁いたり平定するのに限界を感じるんです。「どうして人殺しはダメなのか」という問いに対して「法律で決まっているから」では表面的な感じがしますしね。人為的な法律ではなく、もっと根源的に人の思考や感情に訴えるもので世の中を裁いたり平定する必要性を感じていたんです。そこでたどり着いたのが、倫理・思想・哲学です。「どうして人殺しはダメなのか」に対する答えも、「自分がやられて嫌なことは人にやってはいけない。そんな事は考えなくてもわかる」と説明したほうが、「法律で決まっているから」よりもしっくりくるんです。

 

 

それから、シンプルなものが好きっていうのも倫理・思想・哲学に繋がるんですけど、頭の中で考えることなんで、モノを買ったり持ったりする必要が無いんです。もちろん本を読んだり電子書籍を読んだりは必要なんですけど、車が好きで車を買ったり、キャンプが好きでアウトドアグッズを持つ人に比べれば、だいぶシンプルだと思います。

 

 

まあ、こんな風に、一人の時間をつくって子どもの頃からの記憶を思い出して組み立てていくと、自分の好きなことっていうのは見つかるはずです。で、親であるあなたが好きなものを言語化できるくらい意識していないと、子どもは姿勢を見習えないはずです。好きなことっていうのはどういうことか。好きなことを見つけるっていうのはどんなものか、それがわからないと伝えることもできないですから。

 

 

 

 


 

 

 

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