犯罪や虐待が怒らないように、どんな家庭環境が理想なのか

2020.02.21 (金)

犯罪がどうしておこるかっていうと、暴力関係の犯罪に関しては、こだわりとか、距離が近いものがあると暴力的になりやすいですよ。

 

 

例えば男女関係のもつれから相手に対して暴力を振るうケースって結構あるんですけど、これって相手を大事に思っていたり、自分と距離が近い相手に対して起こるんです。ジレンマですかね。距離が近いと、逆に暴力が起こりやすくなる。囚われてしまって、周りが見られなくなるんです。

 

 

誰しもココから先は譲れないっていう「こだわり」みたいのを持っていると思うんですけど、そのラインが小さなものになってしまう。すぐに「ここから先は譲れない」っていうラインを越えてしまうんです。本来、相手と自分は別物の人間のはずなのに、勝手に相手を「こういう人間だろう」と想像して決めてしまって、その想像と違った事をすると、「違うだろう!」ってなるんです。

 

 

だから、もしも暴力的な犯罪を防ぎたいのであれば、世の中から暴力的な犯罪をなくしたいのであれば、距離をとること、相手は決して自分ではなく、自分とは違う考えや思考回路をもった生物であることを分かることが必要です。よく言われることに、「相手はコントロールできない」なんて言われると思いますが、それをよくわかっている必要があります。

 

 

だから、柔軟性っていうのは大事ですね。こだわらないってことです。こだわると、こだわる対象をコントロールしたくなりますから。柔軟に、たとえ自分の思いとは違うことをされたとしても、「そんなものだ」と思うことです。

 

 

で、そんな風に思えるようになるにはどうすればいいのか。私は、自分の時間を使って思いをつづることで、気持ちを整理しています。このコラムもそうなんですけど、文章を書いていると、自分の気持ちを一歩離れたところから見られる気がするんです。

 

 

これも距離を置くことに繋がります。自分の考え、自分の気持ち、自分のモヤモヤを文章に書こうとすると、どうしても遠くから眺めざるを得ない。自分の気持ちを遠くから眺めないと、自分が何を考えているのかわかりかねるんで。

 

それと、やはり本を読むことは、距離を置くという意味では大切だと思います。本を読むと何が良いのかって、自分以外の考えに気づくことだと思うんです。世の中には人の数だけ、本の数だけアイデンティティーがあって、それらと接していると、自分が多数の中の一人でしかいないことを気付かされます。多様性を受け入れる、多様性に気づく機会を、本が提供してくれるんです。

 

 

たしかにネットでもいいんですけど、本のほうが体系的に書かれていて、その著者の人柄の深いところまでつれていってくれます。

 

 

それと、相手に依存しないことの方法として、第三の場所をつくるっていうのは有りだと思います。職場と自宅、以外の場所です。スタバが「サードプレイス」っていう考えを打ち出したのは有名だと思うんですけど、スタバでなくとも一人でいられる空間・場所っていうのは、あると気持ちの整理に繋がります。

 

 

これもこだわりを無くすってことになります。職場とか自宅って、こだわりができやすい場所です。自分のコントロール下にあると思いやすい。けれどそこに他人がいる以上、決してコントロールできる場所にはなりえないんです。だから、逃げられる場所というか、自分の居場所を広く作っておくといいです。

 

 

で、それで子育てがうまくいくのかと言うと、子育ては親が関わらない方がいいのではないかと思います。というのも、親が自分の子どもに関わろうとすると、どうしても過剰にコントロールしたくなりますよね。かわいいし、自分の子どもだから、自分の思いをぶつけやすい。自分の思い通りに育てようとしたくなる。自分の予想や想定から外れた事をしそうになると、それをたしなめたくなる。だから距離を置くんです。

 

 

だいたい、親が教えようとすることって大抵は時代遅れですから。どんなに時代を先取りして「これをしたほうがいい」とは思っても、それは20年とか30年古い頭で考えたものであって、「時代を見る」という意味においては親は子どもに敵いません。

 

 

だから、親は子どもを放っておいて自分の好きなことを見つけましょう。子どもにこだわっていで、子育てにとらわれていないで、さっさと自分の人生を歩むんです。子どもにだって、「自分の人生を歩んでほしい」と思いますよね。であれば、親である自分たちがその背中を見せたほうが、よっぽど子どもにも「自分の人生を歩む」ってことが伝わると思うんです。

 

 

大企業なんかの組織に依存せず、個である自分自身で歩んでいかなければならない世の中です。もちろん、今までもそうであったと思うんですけど、よりその割合は大きくなりそうです。依存するものを持たず、柔軟に、一歩引いた態度で、子育ても含めて世の中を見られるようになれればと思います。「そんなもんだ」とか「どうでもいいや」と思えるようになれれば、それが理想です。

 

 

 

 

 


 

 

 

イライラは良くないし、できればイライラしないで生活したい。感情的になりがちな性格をコントロールして、楽しく笑いながら生活するためのヒントを載せた本です。

 

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タイトルは、「人に優しくなれる発想法」。想定されると読者は、主に子ども相手にイライラしてしまうお父さんお母さんですが、仕事やプライベートでのイライラする人間関係が気になっている方にも読んで欲しい内容となっています。

 

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ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。

 

思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」と聞かれた場合や、「それってどういうこと?」と深く知ろうとした場合、それと「どうやって持つことができるの?」となった場合に、うまく答えられないと思うんです。

 

そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。

 

スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子には載せてみました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。

 

下のフォームにてお名前とメールアドレスを入力のうえ、無料でダウンロードできますので、ぜひ読んで頂ければと思います。

 

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