子どもにイライラしてしまう

2019.04.29 (月)

「子どもに対してイライラしてしまう。子どもがなかなか言うことを聞いてくれないと、カーッとなって、自分でも止められなくなる。しばらく経つと今度は自己嫌悪が始まって、子どもに対して申し訳なくなる」

 

 

 

 

「子どもに対して、ついカーッとなってしまう」という人は、「自分だけではない」と考えるのが有効だとおもいます。有効だと思いますし、事実そうなのだと思います。ついカーッとなって、その後で自己嫌悪に陥る人は、「自分が間違ったことをしている」と考えているのではないでしょうか。世の中の大半のお母さんは、きつく怒る事を抑え、子どもをなだめすかしている。うまく子どもとのコミュニケーションをとり、自分のイライラを抑えたり、イライラする事自体をなくしたり、うまくやっている。などと考えているのではないでしょうか。

 

 

「そうではない」という事です。おそらく誰もが、子どもに対してきつく当たっている事でしょう。子どもに対してイライラしないお母さんはいないのです。なぜなら、昔からある普遍のテーマだからです。「どうやったら子どもにきつく叱るのを抑えられるのか」「どうやったら子どもに対するイライラを抑えられるのか」は、ずっと昔からあります。何十年、何百年たっても、なかなか人類が克服しきれないテーマなのだと思います。

 

 

「自分だけではない」とか「イライラすることが普通だ」と思うことです。それだけで軽くなるのではないでしょうか。あなただけが、特に子どもに対してひどい接し方をしている、というわけではありません。あなたはいたって普通です。あなたの様な、子どもに対してイライラをぶつける様な子育てをしている家庭はたくさんあるのです。

 

 

ということは、そんなイライラをぶつけられる様な家庭で育った子どもがたくさんいる、ということです。それでもこの国は犯罪者で溢れている様な自体にはなっていません。非行少年が毎年毎年増えているわけでもありません。子どもに対してイライラをぶつける様な接し方は、いたって普通の育て方なのです。みんな多かれ少なかれ、同じ様なものです。

 

 

とまあ、ここまでが即興的な対応です。即効で効果を出す様な考え方です。即効で効果を出す考えは大抵、表面的です。即効で効果を出す様なものではなく、一見なんの関係もない様な抽象的な分かりにくい内容が、本質です。一番の根幹に影響を与える様な本質的な対応は、なかなか効果を発揮するまで時間がかかります。

 

 

即効ではない、だけど本質的な話題をすると、自分を見つめることが大事です。どう見つめたらいいのか。子どもに対してイジワルをしようとする自分を見つめることが必要です。子どもに対してイライラするのは、「つい」とか「偶然」ではありません。感情は出し入れ可能な道具です。おそらくあなたには、子どもに対してイライラする理由があるのだと思います。その理由を洗い出し、自分に対する客観的な視点を持つことが、子どもに対して寛容的に接することになります。

 

 

子どもに対してイライラする自分を許させる、言わば、子どもに対してイライラする言い訳をする自分が、本当は抑えなければならない相手です。ついついイライラをぶつけてしまうのであれば、「イライラをぶつける対象が欲しかった」「言うことを聞かない子どもを叱りたかった」などの本音があるはずです。

 

 

「あなただけではないので、自己嫌悪に陥る必要はない」が具体的で表面的な対処法。「子どもにイライラをぶつけようとする理由があるのだから、子どもから距離を置く勇気を持たねばならない」が抽象的なで本質的な回答です。

 


 

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