子どものスポーツクラブで暴力がありますが、辞めさせるべきでしょうか
「子どもが所属しているスポーツクラブで暴力が当たり前の様に行われています。コーチは、うまくできない子どもに対して叩いたり叱責したりしています。子どもに聞いたところ、子ども自身は『やめたくない』と言っています。ですが私は『うまくなるためには暴力も必要』というクラブの姿勢に納得できません。クラブから子どもを退会させるべきでしょうか」
子ども次第でしょうね。子どもがやりたいのであれば、やらせればいいし。やりたくないのであれば、退会させればいいと思います。どっちにしても痛みは伴う、重い決断が必要だと思います。そのまま止まるのであれば、暴力や叱責をこの後も受ける覚悟が必要だし。もし退会するのであれば、そのスポーツクラブで得られる人脈やノウハウは無くなることになります。
大事なのは、その決断を子どもにさせることです。それがこの先、子どもがリーダーシップを持って人生をサバイブしていけるかどうかに繋がります。「自分の人生は自分で決めることができる」「自分の人生は自分で選ぶことができる」「自分で選ぶ人生には責任が伴う」事を子ども自身が、自分の経験として学ぶことが大事なのだと思います。
スポーツクラブを続けるかどうか。所属していた方がいいのか、それとも退会した方がいいのか。そんなことは、それほど大きいことではありません。所属していても、退会しても、メリットとデメリットの両方がある繫るでしょう。所属していれば、人脈もノウハウもスキルも、得られるでしょう。ですが暴力や叱責がある。
大会すれば、人脈もノウハウもスキルも得られなくなる。けれど、もっと穏やかで寛容的な環境に出会うかもしれない。それまでのクラブ以上の人脈やノウハウやスキルに恵まれるかもしれません。
今の時点からそれを完璧に予測することは不可能だし、予測したとしてもその通りになるかどうかは分かりません。スポーツクラブで得られる人脈、ノウハウ、スキルも、子どもの人生で必要になるかどうかは分かりません。必要だと思っているのは今だけかもしれないし、あるいは、この先も子どもには必要かもしれないし。
ですけど自分で自分の人生をサバイブする能力、リーダーシップは必要なものです。自分の人生を自分で選択して自分で描くスキルは、根幹をなすものです。必要かどうかわからない、必要かもしれないし必要ないかもしれないスポーツクラブで得られるスキルとは、モノが違います。
具体的でわかりやすいものよりも、抽象的でわかりにくいものに焦点を当てると、表面的なものに惑わされず、時代に左右されない普遍的なスキルを得られることになります。
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