イシューからはじめよ 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー
アナタの成長を一段も二段もあげてくれる本です。
削ぎ落とすことを考えつくした本。余計なものを削ぎ落として本質だけを残すことが、いかに重要か。どうやって、余計なものをそぎ落として本質だけを残すのか。
仕事に対する考え方、姿勢を変えてくれます。「うまく考えがまとまらない」「自分がつくったものの、どこが悪いのかわからない」「アウトプットまでもっていったけど、何かが違う気がする。」そんな疑問への対処方が、本書を読めばわかります。その答えが、「イシューからはじめる」ことです。
「何に答えをだすべきなのかについて、ブレることなく活動に取り組むことがカギ」
「イシュー度とは、自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」
「解の質とは、そのイシュー度に対してどこまで明確に答えをだせているかの度合い」
「何に答えを出す必要があるのか」
「そのために何を明らかにする必要があるのか」
イシューを意識して、物事の考え方、仕事の進め方が、今までいかに間違ったことをしていたかわかりました。イシューを意識するだけで、本質からブレることなく結論まで持っていくことができます。今までわかりにくかった仕事の成果が、本書に従って進めることによって、随分と明確にすることができるんだと思います。
若干、読み物としては難しいところもあります。スラスラと読めるわけではありませんでした。理系の人らしい文章表現が含まれているところもあります。ですがそれらを差し引いても、時間が若干かかっても、ぜひ読んでおきたい本です。
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