非行少年と話をする際に気をつけておくべき、敏感なものとは

2016.07.11 (月)

非行少年というのはとても敏感です。何に敏感なのかというと、話し相手の邪気にとても敏感なのです。

 

非行少年というのは、一見なごやかに話をしていても、突然イライラが爆発したような口調になるときがあります。昨今はこの現象を「キレる」と表現するのかもしれません。

 

波風が立たないような世間話をしていても、突然「うるせーよ!」や「なんだよ、その言い方よ!」という反応が返ってくるのです。

 

そのような、話をしていて突然イライラした反応をする非行少年に対し、「こっちは何も変なこと言ってないのに、突然相手がキレた。」という言い方も、確かにできるのかもしれません。大方の人は「自分は変なことを言っていないのに、いきなり相手(非行少年)がイライラしだした。」と言うと思います。

 

しかし、キレられた方は本当に何も変な言い方をしていないと言えるでしょうか。本当に、話し方に一切の邪気がなかったと言えるでしょうか。

 

非行少年というのは、話し相手の邪気に非常に敏感です。少しでもバカにしたような発言をされると、途端に反応します。それまでなごやかに話をしていても、少しでも鼻に付くような話し方をされると、急に反発します。発言に1パーセントの嫌味が含まれていたとしても、即座に攻撃的になります。

 

非行少年と話をする際は、自身の邪気に気をつけなければなりません。ほんのわずかの嫌味が、見下した言い方が、バカにした雰囲気が、それまで積み上げてきた信頼を一気に崩しかねないのです。

 

非行少年と話をしていて相手が反発してきたら、「こっちは何も変なこと言っていないのに、急に怒り出した。」などと思わず、自分の発言を客観的に振り返ることをお勧めします。

 

本当に何も変なことを言っていなかったのか。本当にわずかの邪気も含まれていなかったのか。

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 非行少年と話をする際に気をつけておくべき、敏感なものとは

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP