自分のアタマで考えよう 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境、少年の心理を探る

2015.12.02 (水)

この本には、思考の方法論が書かれています。

ブロガーである著者が、どのようにしてユニークで独自性のあるブログを発信し続けられるのか、そのために、どのようにして物事を考えているのか。その方法論が書かれています。

その思考の方法とは、どのようなものか
・いったん「知識」を分解すること
・「意思決定のプロセス」を決めること
・「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
・あらゆる可能性を探ること
・縦と横に並べて比較してみること
・判断基準の取捨選択をすること
・レベルをごっちゃにしないこと
・自分独自の「フィルター」を見つけること
・データはトコトン追いかけること
・視覚化で思考を深化させること
・知識は「思考の棚」に整理すること

私は読書が趣味で、常に本を持ち歩いています。本を3〜4冊カバンに入れていることもあります。電子書籍には慣れていないので、紙の本を主に読んでいるのです。

そんな私は、本が手元にないと不安になります。読書をしていないと、空いている時間が非常にもったいなく感じるからです。実際に空いている時間などそうそうないし、空いている時間が訪れても昼寝して終わることもあります。しかし家をでる時、「もし一瞬の隙間時間でもあったらどうしよう」と思うと、本をカバンにいれずにはいられないのです。

しかし、この本を読んで「思考する」ことも有効だと考え始めました。著者が「知識と思考を区別していない人が多い」と言っているように、私もその一人です。本を読むことで、考えているつもりになっていましたが、知識を積んでいるだけで、考えてはいなかったのかもしれません。もちろん理想は「絶えず知識を増やしながら、その知識を土台に思考する」ことだと思います。だから、本を読むことは間違っていませんが、その上で思考することが重要だと認識しました。

著者のブログや書籍は、非常にユニークな切り口で、しかもうまく社会をスパッと切るように深く考えられています。おそらく著者にも自身の得意な分野があるのだと思いますが、いろいろな分野において〜おそらくその分野を専門にしている専門家がいるでしょうけども、おそらくそれら専門家よりも〜目を引く洞察力を発揮されています。

私は、本を持たないことを恐れず、本を持たない空き時間には自分のアタマで考えるようにして、時間を過ごすことを意識するようにしたいと思います。

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