自分の時間を取り戻そう 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

2016.12.02 (金)

 

 

「かわいかった子どもが非行に走るかもしれない」という不安を持っている人は、この本を読んで得られるものが大きいと思います。

 

「自分が生活する上で、何を意識して生活したらいいか。」

「子どもとの生活において常々、何を基準に数ある選択肢から選んだら良いか。」

を考えるための、明確な判断材料がこの本には書かれてあります。

 

この本を読むことによって、日々の生活を振り返ることができます。

「自分は子どもとの、どのような関係を作りたいのか。」

「子どもと、どのように関わって行きたいのか。」

「自分は子どもを、どのようにしたいのか。」

 

そんな事を考えるためのキッカケをくれる本です。

 

「かわいかった子どもが非行に走るかもしれない」という不安を持っている人は、「時間さえあれば」と思っている人もいると思います。

「仕事がいそがしいから、なかなか子どもと向き合える時間がない。」

「家事が忙しくて、ついつい子どもとの時間をおろそかにしてしまう。」

「時間さえあれば、非行の不安を解消するための対策を立てられるのに。」

 

そのように「どうすれば忙しい日常から脱却できて、自分が欲する子どもとの時間を作ることができるか。」を考えるための、そして実際に手に入れるためのヒントが本書にはあふれています。不安を解消する為、この本が一助になるはずです。

 

 

 

著者は言語で表現するのが非常に的確です。社会の出来事やニュースを、著者は射抜くように言語で表現します。

 

「グローバル企業は、自分たちの方が、国家組織よりもお金の使い方に関する生産性が高いという自負があるのかもしれない。」

「淘汰されるのは人工知能やロボットが担当した時と、人間が担当した時の生産性の差が極めて大きい仕事」

「テレビ番組を見る若者が減っているのも、時間という希少資源を有効活用できない生産性の低いシステムだから」

 

これらは「なるほど」という納得感とともに、すっと芯に入ってきます。

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