人工知能時代を生き抜く子どもの育て方 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー
人工知能×子育ての本です。子育てに興味がある方は必見なのだと思います。
本自体は非常に読みやすく、難しい言葉は一切出て来ません。楽しみながら、人工知能が活躍する未来とその世界における子育てを想像することができます。
著者は、人工知能時代の子どもの育て方は、まずは極める力、次にSTEM教育だと説いていまず極める力とは、「思い」と「問題解決能力」のことです。「〜がしたい」と言う思いと、それを実現するための決断力や行動力です。
それは、どんどん人工知能に仕事を奪われる未来だからです。雇用が機械に取って代わられるため、企業や組織に依存せず、どんどん自分から仕事を作り出すことが求められると著者は説きます。
そのためには、PDCAサイクルを子どもの時から実践させるべ木です。計画して、実行して、改善して、また行動に移して。失敗することに対する免疫を子どもの頃からつけなければなりません。
次にSTEM教育です。STEM教育の基本は、最先端技術に慣れることだと著者は説きます。パソコンやインターネットやゲームに関しては敬遠する風潮がありますが、何回も使わなければ慣れることはできません。
「ゲームばかりして勉強しない」など、悪い方向へ行かない様に親が軌道修正させつつ、ドローン、バーチャルリアリティ、3Dプリンターに積極的に触れさせることを、著者は推奨しています。
未来はもう間も無くやって来ます。シンギュラリティが起こる2045年まで、あと28年です。
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