人工知能は人間を超えるか 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

2016.09.15 (木)

 

 

この本を読んで得られるのは、「人工知能」の研究における現在の状況です。

 

「今、人工知能の研究はどの程度進んでいるのか。」「人工知能研究の今は、過去の人工知能研究の歴史の中でどのようなものなのか。」「これから先、人工知能はどのような展開を見せると予想されるのか。」などを、もちろん素人感覚としてですが、理解することができます。

 

 

著者は本書の中で、現在の人工知能に対する社会の目を「期待しすぎ」だとしています。「そんなに甘いものではない。簡単なものじゃない。」ということです。

 

今、社会では人工知能がもてはやされています。家電製品、自動車、スマートフォン、世間に出回っている製品には「人工知能搭載」がうたわれています。しかしこれらは人間の知的な活動の一面をまねしているだけのものであり、人工知能ではないと著者はいいます。

 

人間のように考えるコンピュータである人工知能は、現在まだできていないのだそうです。そもそも人間の知能がどういうものかもまだまだわかっていない所があり、それを人工的に再現はむずかしくて、できていないのだそうです。

 

ターミネーターの世界の様な、人工知能が人間を支配する世界は夢物語、笑い話とも言っています。

 

ですが、本書で著者はネガティブなことだけを言っているのではありません。現時点ではまだまだ手が届きそうにないけれども、それでも人工知能研究を期待していてほしい、人工知能を応援してほしい、と述べています。

 

人工知能をの未来はまだわからない。発展するかもしれないし、そうでないかもしれない。今は世間の期待値だけが大きくなっている状態である。それを理解した上で、皆さんには人工知能の未来に賭けてほしい。

 

現在の人工知能は、この「大きな飛躍の可能性」に掛けてもいい様な段階。買う価値のある宝くじなのです。

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