面白くて眠れなくなる人類進化 〜 非行と子育てについて考えるためのブックレビュー

2016.09.17 (土)

 

 

子どもたちは「進化」について大好きです。進化という言葉は、任天堂のゲームの影響もあるのかもしれませんが、進化という現象そのものに、やはり子どもたちを引き付ける魅力があるのだと思います。

 

世代を超えて、長い年月をかけて環境に適応するように形を変えていく現象に、想像することの楽しさやカッコ良さを感じるのだと思います。

 

本書はパート1からパート3に分かれています。

 

パート1では、最初の人類から現代人まで。パート2では、私たちの祖先が陸上に上がったあたりから最初の人類の手前まで。パート3では、最初の生命の登場からヒレに骨を持った魚まで。をそれぞれ説明しています。

 

生命の「進化」については、子どもでなくても非常に興味をかき立てられるものです。ですが専門家でもない限り、詳しく勉強することはありません。進化については、以前学校で勉強した、あいまいな知識をもっているのみです。子どもから進化について質問されても、あいまいな知識のみではうまく答えられません。

 

この本を読むことによって、もう一度進化について勉強することができます。しかも今度は学校の時のような楽しくない受動的な勉強ではなく、面白くて能動的な勉強です。もちろん本書をさらに進化について知識を広げるためのステップにすることもできます。

 

人類はいつころ生まれてきたのか。

 

原人や猿人などはどんな顔で、どんな姿をしていたのか。

 

水中にいた私たちの祖先は陸上にあがり、何を得たのか。

 

そもそも生命はどうやってできたのか。

 

両生類より以前の生物はどんなものだったのか。

 

そんな疑問やモヤモヤが晴れるのが本書です。進化についてもう一度勉強することによって、子どもの知的好奇心を刺激するネタにしていただければと思います。

 

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