自転車盗は、なぜ非行の兆しなのか

2017.11.05 (日)

自転車盗は犯罪となります。例えずいぶん前から放置してある自転車でも、所有者でもない人間が勝手に乗れば自転車を盗む事と同じだと考えられます。その自転車が邪魔なのであれば、処分するか、市役所や警察に届けなくてはなりません。

 

 

自転車盗は、悪意が薄い犯罪です。子どもがついついやってしまう犯罪なのです。本人には「悪いことをしてやろう」という意識がほとんどないケースが多いのです。

 

 

ちょっと立ち止まって考えれば、「この自転車がなくなって困る人がいるかもしれない。」という考えもできるはずですが、多くの子どもが自分の都合を優先して、安易に人の自転車に乗ってしまうのです。

 

 

本来の非行は悪意が強いものだと、私は考えます。たとえ法律に反しなくても、悪意あるものは非行です。たとえ法律に反していても、悪意が薄いものは非行と考えなくてもいいのではないかと考えます。

 

 

ですから悪意の薄い自転車盗は、非行ではなく「非行の兆し」の段階であると言えます。同じ自転車盗でも、悪意があるのとないとのは、非行の段階が違います。これは自転車盗という形からはわからないもので、本人と話してみなければわかりません。

 

 

親としては、悪意が薄いからといって安心してはならないところです。子どもの、自分を律する気持ちが弱いことの表れです。本格的な犯罪に走る前の2〜3歩手前の状態です。非行に走って無駄に時間を浪費せず、まっすぐに人生を歩むことを確認する機会でもあります。

 

 

悪意が薄い自転車盗は、良くも悪くも非行の兆しといえます。本格的な非行に走る前に、立ち止まる機会なのです。

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