時代遅れ感のある非常識な経営〜売れ続ける理由
正直、そんなに面白いと感じるものではありませんでした。なんか、どこか「年配の人の言う言葉」のように感じたからです。例えば子どもの頃、おじいちゃんやおばあちゃんの説教なんか聞かされた記憶があるのではないでしょうか? そんな感じです。どこか道徳臭がして、地に足がついていないのではないかと思うような言葉の羅列です。
「売上・客数がぐんぐんアップする門外不出のアナログ閻魔帳の秘密」の章も、「チラシなしでも、家族の絆があれば、お客様がひっきりなしに押しかけてくる」って言う章もあります。章のタイトルだけを見れば、あんまり読もうとも思わないタイトルです。
実際に中身を読んでみても、心を揺さぶられるようなことは書いてありません。「デジタルよりも昔ながらのアナログが大事」とか、「道徳を忘れなければお客様が後からついてくる」ような内容と読んでしまいます。
言葉は悪いですが、この本にはどこか「時代遅れ」感が漂っているように感じるんです。
ですけど、実際に売上を挙げていることは事実なのでしょう。流石に嘘を書いているって事はないんでしょう。ですから、実際に全国から研修依頼がやってきているし、売上も本書で書かれている通りのものなのでしょう。
だから、結局ビジネスはやってみなければ分からないし、結果が出れば、後から理屈が付け加えられるって事なのだと思います。この本の副タイトルに「非常識な経営方法」とあります。おそらく確かに非常識感はあるのだと思います。
今、世間で騒がれている先進的な起業本やビジネス本とは違う雰囲気です。それって言うのは、泥臭さです。この本には「時代遅れ感」と「泥臭さ」を感じるんです。
いくら先進的なビジネス書でも「非効率を捨てろ」とか「絆が大事」なんて事を言っていますが、明らかにこの本から感じる「時代遅れ感」と「泥臭さ」に比べると、表面的です。それら先進的なビジネス書は、綺麗さを捨てきれていません。自分たちはお綺麗な格好をしていながら「ゴミ拾い」が大事って言っているようなものです。
本当に時代遅れ感のある経営をしていいて、泥臭いビジネスをしている人というのは、「それ本当?」って疑ってしまうような、ある種の嫌悪感を持ってしまうような、時代遅れ感と泥臭い事をやっているのかもしれません。この本の著者の様に。
世の中には多種多様な人間がいて、それぞれが色々なビジネスをやっていて、個々が「自分の場合はこんな風にして成功した」って言っているのが現状なのだと思います。
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