自己PRの半分は価値観でできている 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー
価値観についての本です。主に「価値観とは何か」について書かれてある本書ですが、「なぜ価値観をはっきりさせた方がいいのか」、「幸せとは何なのか」、「どのようにすれば幸せになれるのか」などについても、著者の考えが書いてあります。
自己PRで大事なものに「価値観」があります。価値観とは、「何が好きか、何が嫌いか」だと著者は説きます。価値観は経験と環境の2つから形成され、価値観は大きく分けて、衣・食・住・遊・学・人・仕・家のそれぞれの分野に存在します。
価値観には正しいも悪いもないので、自分と違う価値観の相手には否定も肯定もせずにそのまま受け止めるのがいいそうです。相手の価値観に合わせたり、相手の価値観を切ったりせず、ただ「そうなんですね」と受け止めることが「素直さ」との事です。
幸せとは、価値観が明確で、それを実際に手に入れている状態のこと。ですので、価値観を明確にすることが幸せへの第一歩になります。
さらに、好きなものを増やして嫌いなものを減らすと、それだけで幸せになる確率は上がります。
自己PRとは、自分を知ること、自分を理解すること、相手を理解すること、言葉を作ること、の4つによって作られます。その最初のステップが、自分を知ることなのです。
ポイントはフルリセットだそうです。自分の価値観だと思っていても、誰かの受け売りであることはよくあります。「本当に自分で選んだ価値観なのか」を意識することがポイントのようです。
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