家庭の事情で離職することは「あり」か

2016.05.30 (月)

介護離職の問題をよく聞きます。介護離職とは、高齢や病気や怪我などの理由で、一人では生活できなくなった親の介護を理由に、それまで何十年と努めていた会社を離職することです。

 

働き盛りの男性社員が離職しなければならない状況もあり、離職をすることが、いかにその人を不幸にするかが、ニュースなどでも取り上げられています。介護もしなければならないし、職も探さなければならないため、当事者は相当大変だと聞きます。

 

たしかに介護は大変だと思います。精神的にも身体的にも、綺麗事だけでは済まない世界のはずです。

 

しかし、離職に関しては不幸かどうか微妙なところだと思います。おそらく、「仕事は一生の間に一つなのが普通であり、学生時代に就職活動をして内定をもらった企業に退職まで在職するのが普通」という考えが前提にあるから、不幸に感じるのかと思います。

 

年功序列の世界にどっぷりと浸かった社会で仕事をしていると忘れがちですが本来、「仕事は一生で一つ」というものではないはずです。例えばずっと勤めていた会社を家族のためにやめ、再就職したり起業することは、よくよく考えれば「あり」のはずです。

 

高齢の親や小さい子どもなど、家族の都合で職を変えたりすることは、決して本来めづらしいことではないはずです。

 

親の介護でも子どもの育児でも、自由に職業を考えられる社会になってほしいものです。家族の都合に合わせて転職なり起業なりを、もっと自由に選べる社会になってほしいものです。

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