スタディサプリで中学と高校の復習を〜調べる技術 書く技術

2019.04.14 (日)

知のモンスター・佐藤優氏による、インプットからアウトプットに繋げて、忙しいビジネスパーソンでも効果的に学べる方法を説いた本。著者は、これからの時代はますます学びが重要になるという。なぜか。それは今後、新しい教育を受けてきた人材が社会に入ってくるからだ。

 

 

今社会で働いている人間、我々は、これまでの教育を受けてきた人間である。これまでの教育とは、センター試験に代表されるような、本来の勉強とはかけ離れた歪んだ勉強である。本来身につける教養とは別に、試験そのものを抜けるための勉強。テストで点数を取るための勉強。良い大学に合格するための勉強である。

 

 

今社会にいる大半は、そんな歪んだ教育を受けてきた人間であろう。だがこれからは違う。教育改革が実施され、考える力や表現する力が試されるようになった時、その試験を突破して社会に出てくる人間とは、我々のように歪んだ教育を受けてきた人間ではないだろう。もちろん、これから社会に出てくる人間の百パーセントがそうだと言っているわけではない。だがその破壊力は計り知れない。

 

 

椅子に座って安穏としていると、あっという間に食われてしまう。それが著者が、これからはさらなる学びが必要だと考える理由である。

 

 

以前にも著者の本を読んだことがあるが、相変わらず地に足のついた勉強方法を勧めてくる。良くも悪くも。新聞や教科書。新聞を毎日読み、教科書で土台を作り直すこと。基礎学力を重視するのが、著者のやり方なのだろう。基礎学力がしっかりと身についていないから、日々情報を仕入れてもそこから見える世界が狭いのだ。

 

 

歪んだ教育を受けてきたために、大学突破を目的とした教育を受けてきたために、我々は大学まで勉強したとはいえ、基礎学力がしっかり身についていない。大学入試のために、おろそかにした科目が多数あるだろう。それを今、勉強し直す時なのだ。

 

 

ちなみに、私も試してみようと思ったのはスタディサプリである。リクルート社が提供しいている、動画アプリ。小学校4年の授業から、色々と揃っているらしい。おそらくスタディサプリに代表される動画授業は、学校に馴染めない児童や生徒の受け皿にもなるだろう。

 

 

それと、著者の言葉で読んでいる間に刺さったのは、「人間は非合理である」ということ。我々人間とは、100パーセント合理的な判断をするものではないのである。だから、何事も「やってみる」ことが必要なのである。何事もやってみなくては分からない。市場に受け入れられるのも、やってみなくては分からない。なぜなら予想がつかないからである。

 

 

もし我々人間が。百パーセント合理的な判断をする生き物なのであれば、合理的に考えて出した答えが、正解なのだろう。合理的判断に基づいて出された答えが、市場に受け入れられるのだろう。だが、我々人間はいかんせん、100パーセント合理的な人間ではない。自分でも理解できない判断を下すことが多々ある。「ちょっと脇道を行ってみようか」と思うことなんか、しょっちゅうだろう。そんな効率性とは真逆の判断が、人生をウィットにすると信じているのが人間である。

 

 

行動力も大事なのだ。何事も「やってみる」のが大事なのであり、やってみなくては分からない。何が市場に受け入れられるかは、やってみなくては分からない。馬鹿げたことがヒットするかもしれないし、予想していなかった方法でヒットするのかもしれない。恐れないこと、勇気を持つこと、鈍感になること、それもまた必要なのである。

 


 

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