シンプル! プロが教える非行の兆し対処法

2019.11.15 (金)

子どもに非行の兆しが現れた場合、どうすればいいのか。子どもと接していて「これって非行の兆し?」などと思った場合、どうやってその飛行の兆しに対処すればいいのか。どうすれば実際に子どもが非行に走る前に対処できるのか。そんなことを書いてみたいと思う。

 

 

ちなみに、簡単なことを書こうと思う。誰でもできて、すぐにできるようなもの。ということは、表面的、ということでもある。簡単に誰でもできる、ということは、表面的ということなのだ。非行を根本から防いで、どんな非行にも当てはまるような普遍的な対処法は、すぐにできるようなものではない。そんな都合のいい対処法はないもいのと思っていいだろう。けれど、表面的でも、続けていけば根本に到達できる、とも考えている。毎日少しづつ水をやれば植物だって成長するし、毎日少しづつ石を削っていけば、やがては彫刻の作品にもなるだろう。たかが表面的、されど表面的、なのだ。

 

 

さて、それは部屋の中をキレイにすることである。プロが教える非行の兆しの対処法とは、部屋の中をキレイにすることなのだ。というのも、部屋の中と人間関係は繋がっている。空間という物理的なものと、人間関係という精神的なものが繋がっているのだ。片方がゴチャゴチャとすれば、もう片方もゴチャゴチャとなる。片方がキレイになれば、もう片方もキレイになる。部屋の中をキレイにすれば、人間関係もキレイになるのだ。犯罪も、非行、つまりは人間関係である。その根本にあるのは怒りとかイライラという感情なのだ。非行は、イライラから生まれる。イライラという人間関係をキレイにするために、部屋の中をキレイにするのだ。

 

 

警察官をやっていると、他人の部屋の中に入る、という機会がある。ケンカ、ご近所トラブル、家庭内不和、夫婦げんか、そんな110番通報を受けて他人の家に入るのだ。そんなことを繰り返していると、「あれ、まただ」という既視感を感じることがある。前に見たことがある光景、前にも感じたことがある雰囲気。それが、汚さなのだ。人間関係が汚れている家は、部屋の中も汚れている。人間関係をキレイにするには、部屋の中をキレイにすることから始めてみてはどうかと思うのだ。

 

 

さて、部屋の中をキレイにすると言ってもどうするのか。どうすれば部屋の中がキレイになるのか。まずは断捨離だと思う。捨てることから始めよう。そもそも、モノが多いから、片付かなくなるのだ。モノが多いから、部屋の中が汚くなるのだ。汚れにも気づかなくなるだろうし、ホコリも見えなくなるだろう。片付けるのも余計にエネルギーが必要になる。まずはモノをなくすこと。モノを捨てること。断捨離から始めよう。余計なモノを持たない。部屋の中の余計なものをなくす。そうすれば、人間関係も余計なものはなくなるのではないか。余計な人間関係はなくなっていくのではないか。

 

 

とりあえず、一ヶ月使っていないモノは捨ててはどうか。一ヶ月使っていない、ということは、おそらく一生使われることはないはずだ。「いつか使う」とか「そのうち使う」と思って手つかずの山が、現状なのだ。物をなくす、捨てるのだ。

 

 

なくすこと、それ自体がいい事だという認識を持とう。物を持っていること、それ自体が悪いことだという認識を持とう。部屋に物があふれていると、見えるものも見えなくなる。物理的に見えなくなるのはもちろんだが、精神的にも見えなくなるのだ。頭の中に木々がたくさん生えて、ジャングルのようになって、一つのことに集中できなくなる。大事なことが何なのかわからなくなる。集中すべことが見えなくなるのだ。だから、物を捨てるべきなのだ。物をすててスッキリすれば、遠くまで見えるようになる。ものが邪魔して奥にあるものが見えなくなっている状態から、隅々まで目を行き渡らせる事ができるようになる。人間関係もそうだ。すてるべきなのだ。モノがなくて、余計なものがなくて、ゴチャゴチャしていなくて感じる爽快感。これを感じてほしい。そうすれば、物を捨てることが加速するだろう。

 

 

それと断捨離と言えば、スマホに入っている電話帳。これも片付ける対象である。電話帳は人間関係が直で表れるものなので、特にキレイにすることをお勧めする。連絡を取らない人、今後も連絡をとらないと現時点で思われる人は、次々に消していってはどうだろうか。電話帳が軽くなると、新しい人を電話帳に入れる余裕ができる。新しい人脈、新しい人間関係が広がるのだ。新しい人間関係が広がれば、それだけ新しい刺激が入ってくる。新しい価値観に触れられる機会が得られることになる。それまでと違う風が入ってくることになる。変化が訪れる。

 

 

簡単にできる「子どもの非行の兆しに対する対処」とは、キレイにすることなのだ。部屋の中や電話帳。そうすれば人間関係もキレイになり、イライラが生まれることも減るだろう。子どもに非行の兆しが見られるなら、まずは片付けられる所を探そう。「片付けるところなんかない!」「これ以上、キレイにするところなんかない!」と思っていては、見れていない。

 


 

 

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