非行を防ぎ、素直な子どもへ

モノづくりの時間をとること、本を読む時間を作ること、一人で想像する時間を作ること。そうすれば、非行や犯罪は防ぐことができる。家庭から犯罪者や非行少年を出さないためにできることである。これらのことを子どもにやらせるのではない。親がするのである。いわゆる姿勢を見せるといってもいい。

 

 

犯罪者や非行少年とは自己中である。マナー違反、トラブルメーカー、ケンカっ早いチンピラ、不良。総じて何が言えるのか。彼らに共通している点とは何なのか。それが自己中なのである。相手の身になって考えることができない。自分の価値観に固執している。相手の価値観を想像できない。視野が狭い。それが私の思う犯罪者であり非行少年である。

 

 

犯罪や非行に走らせないには、自己中の反対側に行かなければならない。それはどこか。自己中の反対側とは何を意味するのか。それは、優しさや寛容さである。人に優しくなること、人に寛容的であること。それが自己中の反対側なのである。

 

 

では問いたい。優しさとは何か。寛容さとは何か。それは、囚われないことである。自分の価値観にこだわらないこと。相手や状況に合わせて柔軟に対応できること。相手の立場が想像できること。視野が広いこと。謙虚であること。想像できること。

 

 

それを育むための行動を、家庭でするべきなのだ。それが、モノづくりであり、本を読むことであり、一人で想像する時間のことなのだ。一人で想像する時間を作るには、モノづくりや本を読むことが適しているのではないかという、私の意見である。

 

 

モノづくりは、一人でなくてはできない。数人でいると、余計な雑多に巻き込まれてしまう。男の子であれば、子供の頃にプラモデル作りをやった経験があるのではないか。あれほど好奇心と想像力をかき立てられるものもないのではないだろうか。プラモデルのパッケージに描かれているレースカーや、ドラゴンや、ロボットなどが、自分の手の中で具現化していく。作り上げるには想像力を駆使しないといけないし、出来上がる姿を勝手に想像してしまう。

 

 

モノづくりと言っても、幅広くとったほうがいい。文章を書くことでもいいし、事業を作り上げるでもいいし。まだ無いものを作り上げるには想像が必要、だからモノづくりが必要なのである。

 

 

本を読むのもいい。世界は広がるし、視野は広がるし、一人になって自分の奥底まで入り込むことができるし。本を読むと、自分の内側に対する広がりと、自分の外側に対する広がりと両方を広げることができる。想像することの広さを実感できる。

 

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自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

 

 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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