警察の仕事について

2019.07.14 (日)

警察って、どんな仕事だと思います? どんな人たちと一緒に過ごすことになる仕事だと思います?

 

 

例えば、レストランで働く人というのは、レストランに来るお客さんと過ごすことになります。ホールでも厨房でも、少なからず、料理を食べに来るお客さんとの関わり合いはあるはずです。

 

 

例えば本屋さん。これも私の想像ですけど、本屋さんは、本を買いに来るお客さんとの関わり合いがあるはずです。自分のお店のドアを開けて、本屋に入ってきて、目的の本を探して回って、あるいは「いい本がないか」なんてブラブラと店内を歩いて回って。そんなお客さんとの関わり合いがあると思うんです。

 

 

じゃあ警察って、どんな人と過ごすことになるんでしょう? 犯罪者でしょうか。おしい! 正確には、犯罪者予備軍です。確かに警察は、犯罪者との関わり合いはあります。犯罪者を捕まえて、社会から犯罪者を切り取ることが警察の仕事ですから、それもあります。が、一番の関わり合いは、犯罪者予備軍なんです。

 

 

ピラミッドのようになっておりまして、犯罪者の周りには、それよりも多い数の犯罪者予備軍がいるんです。例えば、試験ってありますよね。一部の有名大学には、限られた数の人たちしか合格できません。そのラインを決めるのが試験です。試験を突破してラインを超えられるのは一部の限られた人たちなんですけど、惜しくもラインを超えられなかった、ラインのその下には、ラインを超えられたよりももっと膨大な数の人たちがいるわけです。有名大学合格者の予備軍、というわけです。

 

 

犯罪者というのも、ごく一部の人たち、ということになります。例えが適切かどうかわかりませんが、ピラミッドの頂上、ごく一部になるんです。ピラミッドの上段、上から数段の石たちです。その石たちの下には、それよりもはるかに多い、膨大な数の石たちが並んでいるわけです。

 

 

これと同じように、最上段の犯罪者と呼ばれる人たちの下や周りには、惜しくも(?)犯罪者にはなれなかった犯罪者予備軍が大量にいて、警察というのは、この人たちとの関わり合いが多いんです。

 

 

例えば職務質問をしていて、一日に何人にも声をかけるのですが、実際に犯罪者であることは、稀なんです。目安ですが、その確率は100分の1だと思います。バッターでさえ「3割打てれば」と言われています。職務質問をしていって、0.1割で犯罪者にあたるのならば、そんなに悪い数字ではないと思います。

 

 

で、そんな大量に犯罪者予備軍と関わってきた経験が私にはあるのですが、犯罪者予備軍とはどんな人たちなのか。もちろん、多種多様ではあります。ですが、あえて一言でいうとどんな人たちなのか。つまりはどんな人たちなのか。全体をくまなく見て、そこから本質を抽出すると、何が出てくるのか。それは自己中です。

 

 

彼らは、自己中なのです。自分しか見えていないのです。犯罪者とは、自己中のラインが、ある一定を超えた人たちです。で、そのラインの下や周りには、さらに膨大な数の自己中たちがいるんです。

 

 

交通違反者も自己中です。「自分だけは」とか「自分の場合は」と自分のケースを特殊だとみなして、自分も交通違反をしていることが変わりないことがわかっていません。物を盗むドロボーも自己中です。自分だけが楽していい生活をしようとして、相手の気持ちになって考えられません。

 

 

暴力行為、いわゆる暴行の犯人も自己中です。自分が腹が立ったからといって、相手を殴ってしまうのですから。自分の都合で相手を殴ったりしてしまうのですから。警察っていうのは、自己中な人たちとの関わり合いになる仕事なんです。で、私は、こんな風に自己中な人たちと大量に関わってきたから、彼らに共通するものがなんとなく、わかるようになったんです。「つまりはこういうことなんだろうな」っていうのが、分かるようになったんです。さっきも言ったように、もちろんケースバイケースです。何が理由で犯罪に走るか、なんてのは、個々それぞれに決まっています。ですが、そこであえて一言でいうと。要はなんなのか。つまりはどういうことなのか。というと、自己中なのです。

 


 

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