警察組織はなぜ古い体質のままなのか
警察がいつまでも古い体質のままなのは、新しい事に抵抗があるからです。
「新しい事」
「新しい事をしようとする人」
「新しいやり方で得た事」
などに対し、並々ならぬ抵抗があります。
今まで意味もなく慣例になっている行事をやめることはなかなかできません。効率が悪い制度を変えて新しい方法を取り入れることをすることも、ためらわざるを得ない雰囲気です。
確かに業務の性格上、過去を参考にしながら現在の業務を進めていく事が多いです。「過去に〇〇のような判例があるから今回も」などのように、ぶち当たる問題を解決するには「以前はどうであったか」が重要な位置を占める業務です。
ですが新しい事を取り入れる事を嫌い、しきりに過去を強襲するのには、度が過ぎた年功序列の考えがあると思うのです。それは、
「偉大なる大先輩が作ってくれた制度を、そこまで至らない未熟な自分たちが変えるのは失礼だ。」
「歴史を作ってくれた偉大な先輩方がつくった慣習なのに、自分たちが変えることはできない。」
のような考えです。
もちろん、本心からそこまで徹頭徹尾、大先輩に低頭な人はいないのでしょうが、
「警察組織というのはそういうものだ」
「警察組織とは、そこまで徹底的に先人を敬う事を期待されている。」
「生産性を度外視しても縦型社会を維持し、重んじるのが警察組織である。」
「徹底的に縦型社会であることが治安を守る事に繋がる。なんとなくそう思う。」
という複雑な心境を持っているのです。
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