未成年が飲酒や喫煙で補導または逮捕された場合、成人が逮捕された場合と同じように履歴書にキズがつくのでしょうか

2020.01.23 (木)

未成年が飲酒しても喫煙しても、逮捕はされません。補導のみです。

 

 

飲酒や喫煙をしていた未成年が、罪に問われることはありません。というのも、未成年者喫煙防止法や未成年者飲酒防止法では、その周りの大人に責任を求めているからなんです。未成年の生意気な子どもが強がって、友達と一緒にお酒を飲んでいたり、タバコを吸っていたり。そんなことをしていても、彼ら自身は罪になりません。警察官から「少年補導」と称して気合を入れられたり、あるいは家族に連絡して「キチンと監督するように」と促す程度です。

 

 

あるいは、もしもその飲酒や喫煙が、事件としての証拠があるようであれば、警察官は事件として処理するでしょうね。飲酒だったら未成年者飲酒禁止法、喫煙だったら未成年者喫煙禁止法です。その場合、実際にタバコを吸ったりお酒を飲んでいた子どもたちは、「被害者」という位置づけになります。では被疑者つまり犯人は誰かというと、そのタバコやお酒を提供した大人、ということになります。

 

 

もしも未成年と知っていながらお酒を提供したり、未成年と知っていながらタバコ売ったりした大人がいたら、その大人が被疑者となります。なので、たとえタバコを吸ったりお酒を飲んでいるところを警察に見つかったとしても、「子どもたち自身の履歴書にキズはつかない」ということです。補導されるのみなので、検挙、ましてや逮捕されることはないでしょう。

 

 

それと補導されたとしても、それが後々まで後を引くことはありません。補導っていうのは警察のデータには残るんですけど、それは、その子どもが20歳になったら破棄されます。警察にパソコンが導入される以前の時代も、20歳になった子どもの補導歴は捨てていたと思いますし、パソコンやデータ処理が導入された今でも20歳になった子どもの補導歴は、その都度削除しています。なので、補導っていうのはそんなに心配することでもないんですよね。

 

 

警察の仕事をしているときも、企業から「採用者の補導歴を調べてほしい」という依頼を受けたことは無いので、未成年を採用する企業としても、補導歴までは調べないし、警察の方でもそう簡単に補導歴なんて答えないので、企業としては調べようが無いんだと思います。警察以外で補導歴のデータが残っているところなんて無いでしょうし。

 

 

で、さっきちょっとネットで調べてみたんですけど、たとえ成人でも履歴書に自身の犯罪歴は、あえて書く必要は無いそうですよ。「履歴書」と一口にいっても、色々なフォーマットがあります。もし自身の犯罪歴を書くとしたら「賞罰」という欄なのでしょうけれど、その賞罰とい欄がない履歴書もあるので、もしも履歴書をかくのであれば、賞罰欄のない履歴書を使うのがいいんでしょうね。もしも犯罪歴が自分になるのなら。

 

 

それと、自分で賞罰欄を消すのもありですね。最近はエクセルデータをダウンロードして使う履歴書もあるので、ダウンロードして自分で賞罰欄を消して、それでプリントすれば、あえて賞罰欄を消したのかどうかはわかりません。

 

自分からあえて「私には犯罪歴があります」などと言う必要はない、ということです。でもじゃあ聞かれた場合はどうなのか。「この履歴書を使ってね」と言われて、賞罰欄のある履歴書を指定された場合はどうなのか、となると、やはり正直に答えた方が無難なのでしょうね。

 

 

で、じゃあどの程度の罰なら書く必要があるのか、というと、「軽い罰は書く必要が無いようです」というスタンスを録っているサイトがほとんどなので、結構グレーゾーンなのだと思います。意見の分かれるところ、一概に線を引けないところです。

 

 

だから、賞罰欄のある履歴書を指定されたとして、それに自分の犯罪歴を書かないで採用されたとしても、即解雇、というわけではなく、言い訳をする余地は残されている、ということです。「軽い犯罪なので書かないでもいいと思いました」とか、「昔のことなので書かなくてもいいと思いました」とか。

 

 

表題の質問に対する答えとしては、飲酒や喫煙で警察に見つかっても、子どもたち本人は補導されるだけなので、逮捕されません。補導は採用時の履歴書に書く必要はないし、あえて面接で自分から言うようなものでもないし、企業が調べようとして調べられるものでもないので、採用されてからも気にする必要はありません。

 

 

未成年者喫煙禁止法とか未成年者飲酒禁止法って、「いつどこで誰がタバコやお酒を提供したか」それと、「提供する相手が未成年ってわかって提供したのか」が大事なところになります。そこさえハッキリしていれば警察としては事件化するでしょうし。逆にそこが曖昧であれば、警察は事件化しないでしょう。

 

 

大抵、タバコやお酒を持っている子どもたちを警察が見つけて、そこから捜査を進めることになります。喫煙や飲酒で補導した子どもが、ハッキリと「いつどこで誰から、タバコやお酒をもらったのか」を言えれば、警察は捜査するでしょうね。

 

 

 

 

 


 

 

 

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