子どもが万引したらどうすればいいんですか

2020.01.31 (金)

子どもが万引きしたら、とりあえずその万引きしたお店に行ってください。

 

 

その万引をしたお店に行って、商品を返して謝りましょう。子どもの年齢にもよるんですけど、もしも14才になっていないのであれば、たとえお店から警察に通報されたとしても、事件として処理されることはないでしょう。

 

 

別に万引したからといって、「どうしなければならない」っていう決まりは無いんです。ただ、道徳的に倫理的に、悪いことをしたら謝るのが筋だと思うので、子どもが商品を万引してきたお店に行って、謝りましょう、というだけの話です。

 

 

お店に行かなくてもはいいんですよ。別に必ずお店に行かなければならないってことはありません。謝罪や弁済に行ってもいいし、行かなくてもいい。「後日、逮捕状を持った警察官が突然、家に現れて……」ということはないでしょう。その場からいなくなってしまった、立ち去ってしまった万引き犯人の小さい子どもを、いちいち血眼になって捜査することはないでしょう。警察はそこまでしないでしょう。もしも悪ガキとして警察にも知られていて、警察官が「あいつ、今回はとっ捕まえてやろう」とでも思われていない限り、捜査してまで家に来ることはないのではないでしょうか。まあ、証拠が残っていて、すぐに犯人がわかってしまう、ということなら家には来るだけ来るのかもしれませんが。

 

 

「万引して、すでに数日が経ってしまった」のであれば、それはもう、親の気分次第です。謝罪や弁済に行きたければ行ばいいし、という感じです。お店にいくと、もしかしたら警察に通報されるかもしれません。ですが、お店としても「とっちめてほしい」という意味で通報するわけではないんですよ。お店もどうしたら良いのかわからないんです。突然、「うちの子が万引しました。すいませんでした。」と言われても、どうしたらいいのかわからない。だから「とりあえず警察に……」という感じなんですよね。ですが、そういう万引きに対して慣れているお店であれば、「警察に通報したところで、時間ばっかり浪費されるだけで、大して意味がない。」ということを知っているんですよ。被害額が数百円程度で、常習でもなくて、子どもも生意気でなければ、お店は警察にはわざわざ通報しないのではないでしょうか。「もうやるなよ!」という風に叱って、終わりです。

 

 

ちなみに、子どもを万引させないための特効薬、というのはどこにもありませんし、誰も知りません。子どもの非行に携わる組織、というのはたくさんあります。警察、学校の先生、児童相談所、それと、心理的な免許を持っている人もいると思いますが、だれも「本当にどうしたらいいのか」は知らないんです。

 

 

おそらく学校に行っても、警察に行っても、「最終的にはご家族で……」というようなことを言われるはずです。マニュアル的な事は知っているし、どう対応したらいいのか、という前例はあるのですが、そのマニュアルなり前例が、今目の前の問題に当てはまるかどうか、というのはわからないんです。「こんなものもあるけれど、それを使うかどうかも家族次第」ということです。

 

 

私としては、考え方次第だと思います。非行をどう見るか、子育てをどう考えるか、子どもとどう接したら良いと考えるか。それは、「自分がどう生きるか」を考えることでもあります。「自分は人生において何を成し遂げたいのか」「自分は子どもに対して何を望んでいるのか」「子どもとどう付き合っていきたいのか」と、自分の考えを掘り下げる作業になります。それが、非行をどう見るか、ということですし、子どもの非行を防ぐことにもなるんです。

 

 

「自分はどう生きたいのか」など、深く考える様になると、安易な行動を取ることがなくなります。犯罪やイライラすることに対する考えが深まりますし、「それに対して自分はどう考えるのか」という自分の考えが出てきます。普段そんな事を考えていると、そういう深い思考の姿勢というのは、雰囲気に表れるものです。そういう深い思考を持っていると、そのうしろ姿を見る子どもにも伝わるものがあるでしょう。

 

 

おすすめは、哲学や、倫理、道徳、といったジャンルです。インターネットよりも、本屋さんに行くと、いい情報が得られると思います。できるだけ本を読んで、それと同時に文章を書いて、意見を人に話して、自分の考えを深めていきましょう。そうすることで、見えなかったものが見えてくるし、理解できなかったものも理解できるようになります。

 

 

「よく生きるとはどういうことか」

「心とは何か」

「なぜウソをついてはいけないのか」

「正しさとは何か」

「友達は必要か」

「自由とは何か」

「悪とは何か」

「欲と規制はどうバランスをとったらいいか」

 

このような問いは非行、犯罪、子育て、人生を考えるうえでいいネタになりますが、倫理、哲学、道徳といったジャンルの本を開くと、これらに対する先人の考えが載っています。

 

 

 

 


 

 

 

イライラは良くないし、できればイライラしないで生活したい。感情的になりがちな性格をコントロールして、楽しく笑いながら生活するためのヒントを載せた本です。

 

電子書籍でも買えますし、紙の本(プリント・オン・デマンド)も選べます。

 

タイトルは、「人に優しくなれる発想法」。想定されると読者は、主に子ども相手にイライラしてしまうお父さんお母さんですが、仕事やプライベートでのイライラする人間関係が気になっている方にも読んで欲しい内容となっています。

 

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「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

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ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。

 

思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」と聞かれた場合や、「それってどういうこと?」と深く知ろうとした場合、それと「どうやって持つことができるの?」となった場合に、うまく答えられないと思うんです。

 

そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。

 

スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子には載せてみました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。

 

下のフォームにてお名前とメールアドレスを入力のうえ、無料でダウンロードできますので、ぜひ読んで頂ければと思います。

 

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