職務質問で住所と名前を聞かれて、ウソを言ったんですけど

2020.02.01 (土)

警察官から職務質問をされてウソを言ったからと言って、罪にはなりません。

 

 

なるとすれば、「けしからん罪」とか「生意気罪」でしょう。まあ、そんな罪はないんですけど。警察官もバカではないんで、ウソをつかないで本当のことを言ってほしいときは、ウラを取りますよ。ウラというのは、「本当にそうであるかどうかの証拠」です。

 

 

例えば、警察官から住所と名前を聞かれたとして、「山田太郎です」「住所は東京都●●です」と答えたとします。けれど、警察官からすれば、あなたが本当のに山田太郎で住所が東京都●●かどうかはわからない。その時に、警察官が初めから本当のことを知りたいと思っているのであれば、身分が記載されているものの提示を求めます。

 

 

一番いいのは運転免許証、次いで保険証とか学生証。それがなければキャッシュカードとか名前が載っているポイントカードです。警察官としては、顔写真が載っている公的な所が発行している身分証明書があれば一番安心するんですけど、「それが無ければ他のでもいいや」という感じです。

 

 

で、これらの物をすべて持っていないとしたらどうするのか。それでも「しっかりと身分確認をしたい」のであれば、家まで行きます。家まで行って、「ここが君んちだね」というのを確認します。家の中にいる人に、「ご家族ですね」ってことで確認します。家が遠くて行くのに時間がかかる、あるいは行っていられないのであれば、電話して確認したりします。家族に電話して、「山田くんのご家族ですね」ってことで確認を取ります。

 

 

なので、警察としては、本当のしっかりとした住所確認をしたいのであれば、初めからそのつもりでするんです。警察官がそこまでしなかったのであれば、しっかりとしたウラ取りのある身分確認をしなかったのであれば、初めからそこまでするつもりがなかったのでしょう。「ウソを言っているかもしれないけど、まあいいや」という感じです。「名前も住所もウソかもしれないけど、確認しに家に行くのも面倒だし、そこまでするほどのことでもないし」という感じなのでしょう。

 

 

おそらく職務質問か何かなのでしょう。町中にいて、テキトーに話しかけて住所やら名前やら生年月日を聞いて回っているだけなのでしょう。そんなときは、ウラまで取らないのが普通だと思います。警察官からすれば、名前や住所がウソだろうと本当だろうと、どっちでも良いのです。

 

 

ただ、なめた態度をとりながらウソを言うと、「本当のことを言え! なめてんのかコノヤロー」ということになるでしょう。ウソをついている子どもをそのままにしている、というのも教育上よくないでしょうし。ウソをそのままにしていると、ウソをつくのがくせになるでしょうし。そんなことをすれば、そのときはウソでもよくても、いざ「本当のことを知りたい」というような大事な時にウソをつかれる、ということになるでしょうし。

 

 

警察官が名前や住所をしつこく聞くのは、抑止にもなると思うんですよね。犯罪の抑止です。防犯カメラが町中に増えていますし、ドラレコなんてのも一般敵になっています。あれも犯罪の抑止になりますよね。スマホのカメラで撮影されると、「変なことできない」「悪いことできない」というきになりますし、それというのも、自分という人間を特定されるからなんです。

 

 

記録が残る、ということは、個人を特定できる機会を残すことになります。すぐに消えることができて記録に残らないのであれば、個人を特定されることはありません。でもデジタルデータに残ると、消去が困難なので、いくらでも残るんです。そうなると、個人が特定される機会が残ることになるんです。人は個人が特定されることを極端に嫌います。個人が特定されると、自由に振る舞うことに抑止が働くんですよね。悪いこともできなくなります。

 

 

個人を特定することには犯罪抑止の効果があるし、だから意味もなく職務質問をして回っているんです、警察官は。無意味に名前と住所を聞いて回っているんです、警察官は。「名前は?」とか「名前を教えて下さい」とい尋ねて、「言う意味がないだろう」なんていう人は、やっぱり後ろめたい事があるんです。「後ろめたいことなんかない」と無理に言っていても、その姿勢に後ろめたさが現れているんです。

 

 

警察官に職質で住所や名前を聞かれて、それに対してウソを言ったからといって、「後で警察が家に来る」とかそんなことは無いんで。多分、警察官本人も「ウソでもいいので、名前や住所を本人から言わせればそれでいいや」と思ったのでしょう。本当にきちんとした住所や名前を知りたい時は、警察官の方からそういうことを匂わせてくるので、その時は本当のことを言いましょう。

 

 

それと、個人の名前や住所を言うことには、犯罪の抑止、という意味があるんです。なので、「どうして聞いてくるんだ」と言わず、答えてやりましょう。もしも「答えたくない」と思うのであれば、自分自身に後ろめたいことがないか、自分を振り返ってみましょう。何かしら後ろめたいことがあるのかもしれません。

 

 


 

 

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