子どもの犯罪被害は増えているんですか?
2015.05.05 (火)
子どもを持つ親としては、「子どもが非行に走ってしまわないか」と同じように、「子どもが犯罪被害に遭わないか」も心配しています。
平成26年の少年犯罪被害は、総数179,915件です。その内訳は、
凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦) 905件
粗暴犯(傷害、暴行) 10,911件
窃盗犯 155,210件
知能犯(詐欺等) 701件
風俗犯(強制わいせつ等) 4,259件
その他の刑法犯 7,929件
となっております。
数字を見ると、窃盗の被害が断トツに多く、約86パーセントです。
10年前の平成17年の統計では、総数326,042件で
凶悪犯 1,668件
粗暴犯 18,039件
窃盗犯 275,743件
知能犯 1,764件
風俗犯 5,529件
その他の刑法犯 23,310件
です。
少年人口の減少や、刑法犯認知件数の減少に伴い、少年の犯罪被害も、年々明らかな減少傾向にありますが、風俗犯だけが、やや横ばいです。
テレビ等の報道を見ていると、子どもが犯罪者になるケースや、子どもが被害者になるケース、未成年が未成年を殺してしまうケースなど、子どもに関わる事件が大きく報道されます。我々も関心が高いので、子どもに関わる事件はついつい見てしまいます。 子どもが関係する事件は、我々見ている側の関心が高いのと同時に、報道する側も大きく補導しやすいのかもしれません。
「子どもが事件に関わるケースが多くなってきた。」と思いがちですが、そこは冷静に判断したいところです。
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