非行を防ぎ、素直な子どもへ

「何歳になったら非行が収まるの？」

「非行のピークは何歳？」

「高校生になったら、うちの子、少しは落ち着くの？」

非行に走ってしまったお子さんを持つ親としては、その子が何歳ぐらいまで非行が続くのか。又、世の中の少年の非行は何歳ぐらいに一番多いのか、気になるところです。

警察庁がホームページで公開している刑法犯少年の年齢別推移によると、平成２６年の検挙人員は総数48,361人（人口比6.8％）のうち

１４歳　10,140人（人口比8.6％）

１５歳　10,331人（人口比9.3％）

１６歳　10,009人（人口比8.4％）

１７歳　6,977人（人口比5.8％）

１８歳　5,279人（人口比4.4％）

１９歳　4,965人（人口比4.1％）

となっています。

１４歳、１５歳、１６歳は横ばい。その後１７歳、１８歳、１９歳と減っているのがわかります。統計的にみると非行のピークは１６歳であり、高校生になると、徐々に落ち着いてくるようです。

刑法犯少年の件数を学識別に出した統計もありまして、平成２６年は

中学生　23,528人

高校生　17,700人

大学生　2,065人

その他学生　1,284人

有職少年　6,824人

無職少年　5,089人

学識別に見ましても、非行が一番多いのは、中学生です。高校生になると落ち着き、大学生になるともっと落ち着く様です。

私自身の経験では、悪びれたい気持ちや両親に対する反発心は、高校を卒業した位から、随分無くなった記憶があります。大学生になって視野が広がり、それまで狭い世界しか見えていなかったことがわかってきました。

統計上、非行が一番多いのは１６歳で、その後歳を重ねるごとに非行は減っていく様です。