小学校の子どもの友人が、遊びに来て我が家で物を盗む。どうしたらよいか。
小学生にもなると、家に友達を連れてくる事も出てくると思います。で、遊びに来た子が、勝手に我が家のものを持って帰っていたどうするか。
それが事実なのであれば、愛情を持って積極的に注意しましょう。
確かに、注意する事に不安はあります。相手の親とトラブルになるかもしれないし、子どもの友人関係が悪くなるかもしれない。
モンスターペアレントという言葉があるように、最近は子どもに対して家族以外が注意する事に敏感です。実際に「うちの子が知らないおじさんにから叱られた」とか「お店の人にうちの子が注意された」という苦情が世の中に多いのも事実ですし、子を思えば他の人から注意されたり叱られたりする事が気になるのは当然とも言えます。
しかし、そもそも子どもたちの事を思えば、家族以外の人からの注意は、本来もっと受けるべきです。例え叱られたり注意されたりして、それが事実で無かったとしても、子どもにとっては大したデメリットではありません。
まず、家族以外の人と接することで、社会性が育まれます。その際に、上辺だけの付き合いより、叱るときは叱る濃い付き合いの方が、お互いの相互理解ができて、より仲良くなれます。それは、子どもを精神的に鍛えることにもなります。子どもにはこの先、数々の困難が待ち受けています。小さい頃から、叱られてもへこたれない精神を育みましょう。
子どもが悪さをしないように、予防にもなります。「悪いことをすると叱られる」と思わせる事が、非行の抑制になります。その際に家族から叱られるのはもちろんの事、家族以外の地域の人から叱られる事が、特に非行の抑制になります。「地域の人からも見守られている。」、「地域の人が声を掛けてくれる。」という意識が、非行を抑制します。
子どもはかわいいので愛情を注ぎたくなりますが、その対象が我が子だけでは、非常にもったいないです。ぜひ他の家の子どもにも、愛情を持って接してください。叱るときに叱るのも大事な愛情です。
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