子どもの非行は子どもがいない人に相談するべし
例えば非行の事など、子どもの事について相談するとき、私たちは相談相手を、子どもがいる人の中から選んでしまいます。子どもの事について意見を求めるとき、最初から子どもがいない人は外して考えがちです。
ですがここはひとつ、子どもがいない人に相談してみてはどうでしょう。
確かに子どもがいる人は、子どもの事をよく知っています。子どもと向かい合った経験があるため、子どもについての引き出しも豊富です。それに興味を持って、子どもについて積極的に話してくれます。子どもについて自身の考えを持っている人も多いです。
けれども子どもがいない人には、子どもがいる人には無い視点があります。
まず、子どもという「しがらみ」が無い自由な発想です。
私も子どもがいるのですが、物事を考える際、ついつい「子どもがいるから」とリミットを掛けた考えをしてしまいます。「子どもがいるから、ここまでだろう」「子どもがいるから、これま無理だろう」など。無意識のうちにです。
ですが子どもがいない人は、最初から子どもがいない前提でアイディアを出すので、考えが自由です。「◯◯する事自体はいいんだから、子どもがいるからと言って、◯◯するのを否定するのは間違い」といった感じです。
次に、子どもがいる人は考えが型にはまってしまっている事が多いです。
世の中には「子育ての正解」と言わんばかりの情報があふれており、私たちの頭の中も、知らず知らずのうちに正しいかどうかわからない子どもについての情報を、正しいと信じている事があります。
それに、自身の経験を、子ども全体に当てはまる共通項であると思ってしまいがちです。本来、子どもは一人一人同じでなく多様なので、それに対する子育ても多様であるべきです。
子どもという「しがらみ」にとらわれない、しかも型にはまらない発想は、子どもがいる人にはなかなかひねり出せないアイディアにあふれています。自分にはない視点を得るため、子どもがいない人への相談が重要なのです。
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