モノを捨てよ 世界へ出よう 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る
この本は、しがらみから脱却して、海外へ行くことを勧める本です。価値観を変えるためには、「社会」「場」「日本式システム」から脱却して、自分も日本も世界も、もう一度自分の目で冷静に見直すことがカギになるのです。
この本の構成は以下のとおりです。
1 沈む国ニッポン
2 海を越えた先に待つすばらしき世界
3 海を渡るのはとにかくカンタンだ!
4 高城剛的オススメ海外スポット
5 洋行経験者が日本を変える
誰しも、心の中では海外に対する憧れを持っていると思います。内向きになったと言われる、今の若者も、テレビやインターネットで紹介される海外の圧倒されるような景色、先進的な社会、素晴らしい芸術に対する憧れを持っていると思います。
けれども、そんな憧れにフタをして生活しているのが現状だと思います。「自分には行けない」「日本にいた方が楽でいい」「いつか時間とお金ができたら行こう」。
この本はそんなフタが外し、「海外に行きたい」という欲求を後押ししてくれる内容です。私も「子どもがいるから」と、リミットを掛けて考えていた自分に気づきました。学生時代の海外に描いていた憧れが、蘇ってきます。
以下、読書メモです。
海を越えて得られるのは、これまで自分が置かれていた内なる世界を、俯瞰的、客観的に見直す視点
海を越えれば、自分自身のいまを見つめ直すことができる
海を越えれば、国際センスを磨くことができる
海を越えれば、実際に滞在することになった国の現状を、直接その目で見て肌で感じることで、生きた情報を獲得することができる
ほんの一カ月でも外に出れば何かが変わる
今後は資産を持っていない人が不相応なモノを所有しようとしたり、背伸びをして高額なモノを購入することも、不健康な行為 に映る
目の前にそびえたつハードルの正体は、時間やお金などではなく、変化することの恐れ
心の声に従うということは、欲望に身をまかせることとは違う。自分の魂に直結しているような、心の深層にある感情を見つめなおすことが大事
常識やしがらみといった擁壁に穴を開け、恐れという霧を晴らし、ビジョンを頼りに外洋へと船を漕ぎ出そう
本当の自分自身とつながることが、海を渡ることの真の目的
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