子どもが自立できる教育 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る

2016.02.21 (日)

 

この本は、子どもが自立できる教育についての本です。

 

著者は、「教育は、子どもが大人になったときに、独り立ちでき、幸福で充実した人生を歩めるようにするためのもの」としています。

 

その上で、「今の日本の教育のあり方が、子どもの現状やニーズと大きなズレを起こしている」と警告しています。校内暴力、非行、いじめ、不登校など、子どもを育てるはずの教育が子どもを損なってしまったり、大学は出たが、社会に通用する職業的技能や社会的スキルを身につけられなかったという状況も見られます。

 

著者は、オランダやフィンランドなど外国の教育先進国を例にあげ、「子どもの特性を活かしながら、自立を成し遂げるという視点での準備が、教育システムの中に組み込まれるべきであり、社会性やコミュニケーションの能力を養うという点にも関心が払われるべき」と主張します。

 

著者が推奨する教育法は、以下のとおりです。

 

1 実践的な能力とアカデミックな能力に優劣をつけない

2 統合能力を高める

3 競争ではなく助け合いを重視する

4 社会的スキルを高めるプログラムを導入する

5 SQトレーニングの実践

6 グループ単位の活動の有効性

7 主体性と責任を重視する

8 「みんな同じ授業」の固定観念を外す

9 発見型、実技型の学習を増やす

10 基礎学力は、検定方式で充実させる

11 仕事のプロを教育現場に招く

12 職業的自立を意識した教育

13 少人数クラスにし、教員の不足は多彩な人材を活用する

14 入試のあり方を根本から変える

15 口先ではなく中身で、一人ひとりの特性を大切にする

 

 

この本を読むと、私たちが思っている「教育」というものが、いかに固定観念の塊か気づきます。教育先進国で行われている教育の例が参考になり、教育に対する視野が広がります。

 

著者の指摘する日本の教育の悪い点は、これまで教育を受けてきた者(ほぼ全員)なら共感出来るもので、まさにポイントをついている指摘だと思います。

 

日本の教育を客観的に見つめ直すきっかけになるので、ぜひ読んでみて下さい。

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