国語の力 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

これからの時代には、自分で考える力が必要です。。自分で考える力とは、今までの学校教育のように詰め込みや暗記で無理やり入れた知識ではありません。自分で問題を見つけて、自分で考えて、自分で答えを見つける力です。物事の筋道を立てて、それを理解することの力です。
それと相手に伝える力も必要です。「うざい」だの「ウケるー」だの言っていても、相手には伝わりません。相手の立場に立って、相手が理解できるように話せる力。他者意識も必要なのです。
この二つは、論理的な話し方を身につけることで解決できます。物事の筋道を立てて、それを理解する力。相手に理解できるように話せる力。どちらも話が論理的であれば解消できます。
子どもに論理的な話し方を身につけるには、親の理解が欠かせません。親が論理的な話し方ができないのに、子どもに求めても無理があります。また、子どもが論理的な話し方を身につけるには、身近な人間すなわち親のサポートが必要なのです。子どもは初めから論理的な話し方を身につけている訳ではありません。子どもの話は最初は論理的でもなんでもありません。
そんな白紙状態の子どもの話に論理性を持たせるには、親の力が必要なのです。話をチェックして論理的でないところを指摘したり。論理的な話が求められる状況を子どもにうまく作ってやったり。
論理的な話し方は、放っておいて身につくものではありません。また、高額な塾などに通って身につけるものでもありません。身近な存在である親がうまくサポートして、身につけさせることが一番いい方法なのです。
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