警察官が交通事故の現場でよく聞くセリフとは
「これはもらい事故だ」
これって事故の現場でよく聞くセリフなんです。警察官をやっていた時に交通事故をよく処理していたんですけど、みんながこのセリフを言いたがるんですよ。同じ事故の両当事者が、自分の方がもらい事故だと思っているんです。
交通事故の現場ではいかに自分勝手になるか、いかに視野が狭くなるかってことです。皆んなが皆んな、自分勝手なんですよ。自分の都合しか考えないし、自分に都合のいいことしか見ようとしない。自分にとって都合の悪いことは見ようとしないし、そもそも視界に入らないんでしょう。だから、少しでも自分に都合のいいように処理してもらおうとして、とりあえず「自分の方がもらい事故だ」ってことを言うんでしょうね。
だから、交通事故の現場で警察官が「もらい事故だ」ってセリフを聞くと、やる気が失せるんです。「はいはい。またそのセリフですか」って感じで一気にモチベーションが下がります。そのセリフを言った相手に対しても、不信感が出てきます。とりあえず、余計に警戒してしまいますよね。
「もらい事故だ」ってセリフを聞いて、本当にその当事者がもらい事故だとして処理する警察官はいないでしょう。むしろ警戒するので、「本当の事を言わない、あるいは視野が狭くなっている危険な奴」として見るんだと思います。
だから、軽々しく「これはもらい事故だ」なんて言わない方がいい。だいたい警察官以外の人間が交通事故に対してどの基準で「もらい事故」だと言っているのか。もらい事故の基準もはっきりしないのに「もらい事故だ」などと言うので、余計に警戒されるんです。
交通事故を起こしている以上、もらい事故なんてないんですよ。どっちも悪いし、どっちにも責任があります。「もらい事故」て聞くと、「俺は悪くない」って言っているように聞こえて印象が悪い。せめて事故の現場では謙虚さを持って振る舞った方がいいでしょうね。相手当事者に対しても、警察官に対しても。下手に「もらい事故だ」とか「俺は悪くない」とか「そっちが悪い」みたいな態度をとっていると、巡り巡って自分が一番不利益を被ってしまいます。
交通事故の現場でよく聞くセリフは、「これはもらい事故だ」です。このセリフは、自分勝手、あるいは周りが見えていない視野狭窄に陥っている人のセリフです。警察官にも警戒されます。相手当事者にも印象が悪いものです。ですので、むやみに使わない方がいいでしょう。
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