子どもが非行に走らない家庭環境の作り方

2020.01.11 (土)

警察官をやっていると、夜中に警察署の中で子どもの笑い声を聞くことがある。

 

 

警察官というのは、基本的に24時間働いている。それはそうだろう。事件や事故というものに時間の制限はない。夜になったから閉店ガラガラ、というわけにはいかない。世の中のどこかで誰かが動いている、ということは、そこに事件や事故が発生する可能性はあるわけで、警察がシャッターを閉めるわけにはいかないのだ。

 

 

だから、警察署の中で仕事をする警察官も、夜中も起きている。次の日の朝になると、次の日の勤務員と交代はするのだが、警察という組織自体が眠ることはない。夜中でも、黙々と仕事をしているものなのだ。

 

 

で、そんな黙々と仕事をしている警察署の中いると、ときどき、子どもの笑い声がすることがある。夜中に、である。警察署の中には、玄関から入って大抵はすぐ近くに「相談室」のような名前の部屋がある。この部屋は、机を挟んで椅子が2〜3こ置いあるような部屋で、何に使うかというと、警察官が話を聞いたり、相談にのったりする部屋である。それとか、逮捕前の犯人から話を聞いたりするのにも使われる。取り調べ室は捕まった犯人が基本的には入るところだ。捕まる前の人間に入ってもらって話を聞くのにはハードルがある。けれど、「この人は間違いないく罪を犯した人間で、これから捕まえるために、とりあえず話を聞いているのだ」という場合にも相談室で話を聞いたりする。まあ、「何でも部屋」のような部屋が、相談室なのである。

 

 

そんな相談室から小さい子どもの笑い声が聞こえる。声からして、小学校に入る前の子どもである。お母さんと一緒に、おそらく保護されてきたのだろう。大抵、家庭でトラブルがあって、で、家庭のトラブルというとほとんどの場合お父さんとお母さんがケンカをした、ということだ。警察署に保護される、警察署に逃げてくるのは、お母さんの場合が多い。やはり男と女では肉体的にハンデがあるので、女性であるお母さんが一時的にせよ逃げることになるのだ。そんな時は、子どもも一緒の時が多い。小さい子どもがいると、夫婦仲も悪くなってケンカをする場合が多いのだ。そうすると、小さい子どもを連れて、お母さんが家を出ることが多い。夫婦が顔を合わせるのは、家に帰ってきてからの夜が多いので、警察署に子どもを連れて避難してくるのは夜中が多いのだ。

 

 

警察署で聞く子どもの笑い声ほどつらいものはない。警察署をまだどういう場所なのか、自分たちが今どうして警察署にいるのか、そんなことがまだ分からず、外出していることを楽しく思っているのだろう。子どもはキャッキャキャッキャとはしゃいで声を上げている。

 

 

そんな子どもの声を聞くと、やはり家庭には仲の良さが理想なのだなと思う。仲が悪くなってケンカをすると、行き着く先は、こんな風に夜中に子どもを連れてお母さんが警察署に向かう、というものだ。こんな状況では、とてもとても子どもが幸せを感じているとは言えない。不安と、惨めさと、それと寂しさを子どもに与えてしまう。

 

 

家庭というのはお父さんとお母さんがメインになるので、その二人が仲さえ良ければ、それは夫婦仲が良いということであって、それが家庭の雰囲気がいいかどうか、ということなのだ。が、夫婦仲ほど当てにならないものはないのも事実だろう。「夫婦仲が悪くてはダメだ。そんなギクシャクした環境では、子どもが健全に育つはずない」とは誰でも思うものの、いざ実践できているのかというと、どこの家庭でもそんなことはない。どこの家庭にもギクシャクした夫婦の関係はあるのだ。テレビで見られる「おしどり夫婦」ほど現実離れしたものはなくて、「やっている本人たちもつらいだろう」と同情してしまうほどのものだ。

 

 

子どもが健全に育つには、夫婦関係が良くなくてはならない、が、夫婦関係が悪くなってしまうのも現実的な問題だ。であれば、そこは諦めず、お互いが理想の夫婦関係を目指して勉強をするほかない。本を読んで、人の話を聞いて、どうやって理想の家庭環境をつくっていくのか、試行錯誤するしかないのだ。

 

 

自分たちで「ああでもない「こうでもない」と、悩みながら、つまずきながら、子どもが非行に走らない家庭を目指すしか無いのだ。夫婦仲を良くするでもいいし、夫婦仲が良くはならなくてもケンカをしないようにする、でもいい。あるいはお互いが気にならないような距離感をつくるでもいい。本屋で本を買って読むなどして、理想の家庭を目指すしか無いのだ。すぐには見つからないだろう。すぐに「これだ!」というような簡単な方法など無い。

 

 

哲学とか思想とかが僕としては悩みに答えてくれると思うけど、そんな本を読んだところで具体的な「これだ!」は載っていないもので、ほとんどは抽象的な、煙に巻いたような解決策だ。でもそれでいいし、それしかないのだ。具体的な方法を、失敗しながら、悩みながら試していくしか、方法はないのだ。

 

 

 

 

 


 

 

 

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ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。

 

思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」と聞かれた場合や、「それってどういうこと?」と深く知ろうとした場合、それと「どうやって持つことができるの?」となった場合に、うまく答えられないと思うんです。

 

そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。

 

スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子には載せてみました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。

 

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