LIFE SHIFT 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー
テクノロジーンの進歩によって、私たちは100歳以上に生きることができるかもしれません。少なくとも私たちの子どもが活躍する未来では、100歳まで生きることが当たり前になっているようです。
そこで、100歳以上生きるとはどのようなことか。私たちの人生にどのような変化をもたらすのか。私たちはどのように100年ライフを迎えるべきなのか。そんなことについて書かれた本です。
100年ライフの世界では、一つのことにこだわっていては置いていかれてしまうようです。
激しい変化
変化が激しく、技術革新、パラダイムシフトが波状攻撃のように迫る未来では、柔軟性が求められます。先日まで当たり前だと思っていたことが、すぐに時代遅れになってしまいます。インターネットを始めとするテクノロジーの進歩が私たちの常識、当たり前を次々に壊します。
その中で求められるのは、次々に来る時代の変化に対応できる柔軟性です。一社だけにこだわらず、2社、3社と雇用先を変えたり。あるいは自身で雇用を作り出したり。自ら考えて積極的に変える行動をしなければ生き残れない未来のようです。
多様性
自分と違う様々な価値観を受け入れることが必要な未来になりそうです。グローバル化と100年ライフが同時進行です。多様な価値観の人間と付き合うことが、長い時間必要になります。
聞いたこともないような国の外国人だけではありません。日本人でも、いち早く変化に対応した日本人というのは、変化する前の日本人からしたらとても外国人的な日本人に思えるでしょう。
長い時間
もしかしたら未来はダラダラしたものになっているかもしれません。ベーシックインカムです。最低限の生活費を全ての国民に支給するという制度です。働きたくなければ働かなくていい。働くことができない人たちは無理に働くなくていいのです。
食って寝るだけの生活になるのでしょうか。ですがそのような生活には意味を見出せません。自分の価値観とは何か。人生とは何か。自分は人生において何をなすべきなのか。そんなことを考え、実践する未来になるようです。
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