非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもが非行に走るのを防ぐために身につけさせたい、必須のスキルとは「怒らないスキル」です。

なぜ「怒らないスキル」が必要なのか

非行に走る子どもは、怒りの感情をコントロールできない子どもが多いのです。おそらく怒りの感情を表に出すことによって、ある程度周りの人間が自分の言うことを聞くことを知っているのでしょう。要するに「ビビって周りが従う」ことを経験しているのです。

直接言うことを聞くことのみならず、怒りの感情を表に出す、もしくは出そうとすれば、自分の言うことを聞いてくれる。自分に都合のいいようにしてくれる。のを期待しているのでしょう。

ですが、もちろんそれは安易な方法でしかありません。怒りの感情を表に出して自分の都合のいいように周囲を動かすことは、長期的には失敗することになります。いずれ誰も動いてくれなくなくなりますし、表面上の協力しか得られません。

怒りの感情を表に出さずに社会を渡る術を身につけることが、子どもの将来を明るくするのです。

どのように「怒らないスキル」を身につけさせるのか

モデルを作らないことです。怒りの感情を表に出して周りをコントロールするような人間と接しないことが、一つの方法になります。家族など、近くにそのような人間がいれば、当然子どもはその行動を真似ます。

まずは大らかさです。寛容的で広い心を持てるようにします。細かいことを気にせず、失敗事や気に入らないことがあってもガハハと笑っていらるスキルこそが、周りを巻き込み、濃い本当の意味での協力を可能にします。

それと自制心です。怒りの感情がフツフツと沸き起こっても、怒りを表に出さないような抑えるスキルを身につけるようにします。

怒るような場面でも、気にせず、さらには抑えられるスキルです。

このスキルを身につける手取り早い方法は、周りに行動モデルがいることです。気に入らないことがあっても気にせず、さらには感情を抑えられる。そんな人間に囲まれて育てば、子どもにとってもそれが基準になります。

自身の子どもが非行に走るのを防ぐには、まずは自身が寛容さと自制心を鍛える必要があるのです。