子どもの非行を防ぐにの有効な抽象化思考とは何か

2018.10.25 (木)

子どもの非行を防ぐのには、抽象化思考が有効です。物事を抽象化して見る、と言うことです。抽象化思考って言うのは、物事の考え方です。抽象化思考自体は実態のないものですが、抽象化思考を使って世の中を見ることによって、それまで見えなかったものが見える様になるんです。

 

 

抽象化思考っていうのは、ロジカルシンキングの様なものです。ロジカルシンキングは、物事を論理的に考える思考法です。ロジカルシンキングを利用することで一貫して筋が通っている説明ができる様になりますし、それによって多くの人の納得を引き出すことができる様になるでしょう。ロジカルシンキング自体は実体のないものですが、それを利用することで、見えなかったものが見える様になるんです。

 

 

東野圭吾さんの小説で探偵ガリレオシリーズがありますが、このシリーズに出てくる湯川教授は、物事を論理的に考える人です。論理的に考えることで、周りの人には見えない犯人の意図とか犯人の痕跡が見える様になり、独自の推理で事件を解決に導くんです。

 

 

抽象化思考も、ロジカルシンキングと同じです。それを使って世の中を見ることによって、それまで見えなかったものが見えるようになるんです。抽象化思考を使って見えるようになるものは、具体と抽象の関係です。これが見えるようになると、世の中が整理されて見えて、非常にシンプルになります。

 

 

ただしあくまでも考え方なので、抽象化を聞いただけでは何にもなりません。ご自身で考え方を実践しなければなりません。抽象的に考える、という実践です。ただし、これは全てのものに使えます。動かすのは頭の中だけです。子どもがどんな状況でも、家庭がどんな状況でも、子どもの周りの大人がどんな状況でも関係ありません。抽象的に考えることは、応用範囲が無限です。

 

 

ですので、別に子どもがいるとかいないとか、子どもと接する機会があるとかないとか、関係ないです。確かに非行防止にも役立ちますが、この抽象化思考はそれだけにとどまりません。人生を進めて行く上で、非常に有利な目線を得ることができるようになるのです。

 


 

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