警察は落とし物をいつまで探してくれるのか

2020.02.11 (火)

遺失物取扱状況なんて統計があるんですね。

 

 

拾い物の件数

拾得届け受理状況は、平成30年が

拾得件数 4,140,328件

現金 3,839,216,773円

物品点数 4,495,413点

となっています。「お巡りさん、これ落ちてましたよ」という感じで警察や交番に拾ったものを届けた件数が、4,140,328件。拾われてくるを現金と物品に分けて、平成30年に拾われてきた現金の総額が 3,839,216,773円、物品が全部で4,495,413点、ということになります。

 

ちなみに平成29年は

拾得件数 3,958,366件

現金 3,748,892,896円

物品点数 4,231,855点

となっています。

 

 

無くしものの件数

遺失届の受理状況は、平成30年が

遺失件数 1,047,533件

現金 8,408,422,957円

物品点数 2,394,722点

となっています。これは、「お巡りさん、こんなもの無くしました」っていう届け出の件数が、平成30年は1,047,533件、「現金を無くしたんですけど」っていう届け出の無くした現金の総額が8,408,422,957円、無くした物品の合計が2,394,722点という意味です。

 

 

ちなみに平成29年は

遺失件数 1,019,955件

現金 8,343,614,845円

物品点数 2,2911,347件

となっています。

 

 

落とし物は、落とし主に返るのか

平成30年は

遺失者返還

件数が595,630件(14.4パーセント)

現金が2,822,625,944円(72.6パーセント)

点数が1,319,529点(29.6パーセント)

となっています。これは、全体としては無くしたものの14.4パーセントが、落とした人に返っている、ということです。で、そのうちの現金に限ってみれば72.6パーセントが返っていることになります。物よりもお金のほうが、落とし主に変える率が高いんですね。「物を無くした!」っていうよりも「お金を無くした!」って時の方が焦りは高いんでしょうし、拾った方もそのことをわかって警察に拾った現金を届け出るのでしょう。「落とした人は困っているんだろうな」という想像力が働いて、「これは警察に届けでなけりゃならん」と思うんでしょうね。

 

 

現金を落とした場合、現金っていうのは大抵、財布とかバッグに入れられているものでしょうから、落とし主がわかるんです、ですけど、これが現金が何に入っているわけでもなく、そのまま落ちているとしたら、その持ち主を探すのは難しいでしょうね。

 

 

例えば現金がそのまま落ちているのが拾われてきたとして、その後で「自分が落とし主だ」という人が現れた場合、その時の状況で合理的に考えて「その人が落とし主だ」と判断できる場合に返しています。例えば、落とした時の状況と、拾われてきた時の状況が食い違いがないとか。難しいんですけどね。

 

 

警察は落とし物をいつまで探してくれるのか

で、「いつまで警察は探してくれるのか」ですけど、基本的には探さないです。交番のお巡りさんとか、警察署にいる警察官たちは、「こんな物を無くしました」っていう届け出があった場合、届け出を受理するのみです。町中に出て、草の根を分けて落とし物を捜すのかというと、そういうわけではありません。実際には落とし物のデータを入力して終わりになります。

 

 

というのも、探している時間も無いでしょうし、警察官が探したところで見つからないでしょう。警察官よりも警察官以外の人の方が圧倒的に多いので、拾われてくるのを待ったほうが効率がいいです。警察として仕事をしていると、落とし物って肌感覚ですけど頻繁にあります。とくに都会の交番なんかではひっきりなしに「落とし物ですよ」とか「拾い物でえす」っていう届け出があるんです。

 

 

けど、それを専門に探す人なんてのはいないし、落とし物を探すための時間が設けられているわけでもない。日常業務の片手間に落とし物や拾い物の処理をしているっていう感じです。なので、もしも警察に遺失届をだしたからといって、警察官自身が探して見つけてくる、ということは期待しないほうがいいです。警察も受け身なので、誰かが警察に届けてくれたら遺失者に連絡する、というスタンスです。

 

 

詳しくは

落とし物とか拾い物ってけっこう複雑で、「所有権はどうなるの?」とか、「拾ったお礼ってどうするの? するの? しないの?」とか、「拾われてきた物はいつまで警察に保管されているの?」とか、細かいところを見ていくと結構奥深いんですよ。

 

 

落とし物とか拾い物にまつわるトラブルや不安も少なくない。「拾ったんじゃなくて盗んだんじゃないの?」とか「拾ってやったのにお礼も無いのかよ!」とか「拾った相手にお礼するのが怖い」とか。手続きからズレたことをすると、失敗の元になります。

 

 

細かい手続きに関しては、ここのページに詳しく載っているので、気になる方は見ていってください。

 

 

 

 

 


 

 

 

イライラは良くないし、できればイライラしないで生活したい。感情的になりがちな性格をコントロールして、楽しく笑いながら生活するためのヒントを載せた本です。

 

電子書籍でも買えますし、紙の本(プリント・オン・デマンド)も選べます。

 

タイトルは、「人に優しくなれる発想法」。想定されると読者は、主に子ども相手にイライラしてしまうお父さんお母さんですが、仕事やプライベートでのイライラする人間関係が気になっている方にも読んで欲しい内容となっています。

 

「人に優しくなれる発想法」購入ページへ

 


 

 

「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

心よりお待ちしております。

[contact-form-7 id=”10255″ title=”セミナー申込みフォーム”]


 

 

30分の無料相談を承っています。子ども、非行、犯罪、警察対応、などのキーワードで気になりましたらご利用ください。基本はウェブ会議アプリを使ってのオンラインですが、電話や面談も対応できます。

 

モヤモヤ状態のあなたが、イキイキとする無料相談です。次の一歩を踏み出すために、お気軽にお問い合わせください。

 

下記お問い合わせフォームで「相談希望」である旨をお知らせ下さい。

[contact-form-7 id=”2700″ title=”お問い合わせ”]

 


 

 

ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。

 

思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」と聞かれた場合や、「それってどういうこと?」と深く知ろうとした場合、それと「どうやって持つことができるの?」となった場合に、うまく答えられないと思うんです。

 

そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。

 

スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子には載せてみました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。

 

下のフォームにてお名前とメールアドレスを入力のうえ、無料でダウンロードできますので、ぜひ読んで頂ければと思います。

 

[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 警察は落とし物をいつまで探してくれるのか

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP