子どもが犯罪に巻き込まれるのを防ぐ方法とは
子どもが犯罪に巻き込まれるのを防ぐには、話をすることです。話をする事が、冒険する子どもの手綱になり、子どもが深みにはまるのを防ぎます。
小学校も中盤になると、子どもは家族に対して色々と隠し事をし始めます。学校での過ごし方はどうだったか。仲がいい友達とは最近、一緒に遊んでいるのか。好きで没頭していたスポーツや趣味は、最近どうなのか。
子どもは家族に隠し事をしたり、あまり多くを話したがらない部分で、大きく踏み出しているのだと思います。家族からうるさく言われない部分で、レールから一歩踏み出し、ワクワクドキドキする未知の分野を開拓しようとしているのでしょう。
ですが未知の分野の開拓はリスクを伴うものです。好奇心はあるけれど知識を伴わない子どもだけに、搾取の対象になりやすいのです。
先日、インターネットでトラブルに巻き込まれた小学生と話をする機会がありました。私から見れば、小学生なのにインターネットを使いこなす事に関心します。ですが素性がわからないパソコン画面の向こうの相手から、いいように情報やお金を取られたようです。
その子どもは、自分がどれほどのことをやっているのか、家族には話していないようでした。おそらく後ろめたい気持ちがあったのだと思います。家族のパソコンを使ってSNSを使い、自分が欲しいものを買おうとしたのです。
パソコンは家族のもの。買うお金も家族のもの。だけどインターネット上で自分で自由に発言し、動き回る事に楽しさを感じていたようです。
結果的に背伸びをして痛い目を見たわけですが、子どもが自分で冒険する姿勢は押してやりたいものです。先端の技術に触れ、自分で決定して自分で動く姿勢は評価に値するものです。
子どもが冒険をすることは押すが犯罪にはあって欲しくない。そんな時に家族は、とりあえず話をするのが適度な距離だと思います。いま何に興味を持っているのか。どんなことをしているのか。必要以上に踏み込まず、かといって放置もせず。
家族と話をする事で、子どもは繋がりを感じます。実際は少し話をしたところで、家族にとっては子どもがどれほどのことをしようとしているのかは、わからないでしょう。ですが、子どもにとっては、家族との話が引っかかりになるはずです。
ちょっとした話が、行き過ぎた好奇心にブレーキを掛け、それ以上踏み込んではいけない領域に入りかけた事を知らせてくれるのです。後ろめたい気持ちがあって子どもが家族に何も話さず、家族も子どもと話をしないようでは、子どもがブレーキを感じる事が出来ません。
子どもが冒険の中で犯罪に巻き込まれるのを防ぐには話をする事が、付かず離れずの適度な距離です。
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