非行をなくすためにも、学びの場の確保が必要
2016.01.26 (火)
平成28年1月24日の日経新聞朝刊の記事
千葉県南房総市は今年度から、小学5〜6年生の子どもがいる家庭に「塾利用助成券」を配り始めた。産業が乏しいため所得水準が低く、人口流出も激しい。狙いは「子どもたちがどこへ行っても通用する力をつけてあげたい」との事。
ただ、同市の助成券には所得が比較的高い家庭からの申請が多く、生活保護世帯からはゼロ。本当に必要な層に支援が届いていない可能性があるという。所得が低い層ほど子どもの学習意欲が低くなる問題には、明確な処方箋が見つかっていない。
決して「所得が多いほど幸せ」だとは思いませんが、それでも社会で生きていくには基礎学力が必要ですし、基礎学力はあった方が世界が広がるはずです。子どものやる気スイッチのみならず、親のやる気スイッチも必要ですね。南房総市の記事でも、助成券を申請できるのは親でしょうし、親が学習に意欲的でないといけないですね。
子どもに一番近い存在であり、一番影響力を発揮する親をどうやってやる気にさせるか。子どもに学習の場を提供し、子どもに勉強する事の大切さ、楽しさ、可能性を感じさせ、勉強に興味をもてる環境をいかに与えるか。
悪い事であれ良い事であれ、自分が置かれた環境に、人間は愛着を示します。子どもが愛着をもてるように、学習の場を提供する事が必要だと思います。あまり深くなくていいんで、「知らず知らずのうちに勉強していた」という環境が必要なんでしょうね。
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