大麻やマリファナ所持を見つける方法

2019.12.23 (月)

時々DVDで「ゲゲゲの鬼太郎」を子どもと一緒に見ているんだけれど、妖怪っていうのは、僕たちのすぐそばに住んでいるらしい。普段、僕らは目に見える世界のみを「本当の世界」「一つしかない世界」「現実の世界」と認識して生活しているんだけれど、それは妖怪からしたらまったくぎゃくの話。妖怪は自分たち妖怪が住んでいる世界を「本当の世界」「一つしかない世界」「現実の世界」と認識していて、僕たち人間が住んでいる世界を「異界」と思っているのだろう。僕たち人間が妖怪が住んでいる世界を「異界」と思っているように。

 

 

で、そんな異界どうしである妖怪の世界と人間の世界を繋ぐ「境界」というのがある。古くから日本では境界の存在というのが考えられていて、これは異界どうしを結ぶ接点である。どんなところが境界なのかというと、水辺、橋、坂なんかが、日本では境界として考えられてきた。どうだろう。「わかるような気もするし、わからないような気もするし」という感じだろうか。水辺というのは、なんとなく想像ができるのではないだろうか。おそらく川や池や沼なんかで、落ちてしまってあるいは流されてしまって行方不明になった人を「異界に行ってしまった」などと考えるようになったのではないだろうか。事故や災害が起きて、人が亡くなったり居なくなったりしてしまう場所。それは水辺に多く、それが境界、つまり異界との接点という考えと転じたのだろう。そうすると、川にかかる橋も境界として想像がつくのだと思う。今ほど橋が頑丈だったり事故防止対策がなされていない時代、川の上にかかる橋もまた、事故や災害が起きやすく、人が亡くなったり見つからなくなる場所として、境界と考えられていたと推測される。

 

 

坂もそうだ。車を運転しているときに僕なんかは気になるが、坂は事故が多い場所だ。スポーツや部活でスキーをしたことがある人はわかると思うが、斜面変化というのは滑るのが難しい。テクニックが要求される。だから採点する方としては、いかに斜面変化を攻略するかが、点数の付け所なのだ。競技をする方としても、いかに斜面変化を攻略するかが、差を見せるための一つの際(きわ)である。で、車を運転していると、坂があると、対向車線の車が見えにくい。走り慣れない道路で夜だと特に、どこから車が走ってくるのか一瞬、判断が迷う時があって、そんな時に「危ないなあ」と思って運転したりしている。坂に車を停めると、勝手に走っていく可能性があるし、渋滞も起きやすいし。坂は鬼門なのだ。水辺、橋、坂は、昔から境界として考えられているのだ。

 

 

空間だけでなく、時間にも境界が存在する、と考えられている。空間のときと同じように、変化する時。例えば、夕暮れや夜明け、である。警察官をしていると分かるのだが、やはり夕暮れや夜明けは交通事故が起きやすい。運転手は皆んな、自分の運転テクニックや動体視力を過信していて、「まだライトを付けなくても大丈夫」などと思っているのだろう。自分で運転していても思うのだが、やはり夕暮れ時、ライトをつけようとする際に、一瞬の億劫さを感じる。この一瞬の億劫さが積み重なると、明らかな判断の遅れになることは容易に想像できる。

 

 

さて。ここで、警察官特有の境界を一つ紹介する。普段、自分たちが住んでいる世界、それとは別の種類の人間が住んでいる世界。その接点である。薬物、特に大麻を所持している人たちだ。最近では芸能人の沢尻エリカも逮捕されて、未だに世間の薬物に対する目は、興味という意味でも注がれているままだ。が、こう思っている人も中にはいるだろう。「薬物なんか、どこで手に入れるの?」あるいは「自分たちの周りにも持ってい人いるのかな」など。そんな疑問に答える内容になるだろう。紹介するのは、大麻所持、マリファナを持っている人を見つけるポイントである。

 

 

「湘南乃風」という音楽グループを知っているだろうか。それと、「ボブ・マリー」というミュージシャンを知っているだろうか。ちなみに僕はよく知らない。が、どちらもある音楽のジャンルのミュージシャンだ。なんのジャンルなのか。それはレゲエである。僕は音楽に疎く、彼らの歌あるいは曲を聞いても何がレゲエなのかわからない。が、「レゲエ」というのは、境界の一つなのだ。異界どうしを結ぶ接点。自分たちが住んでいる世界とは別の世界へ通じる入り口なのだ。

 

 

今日は、この「レゲエ」について、「そもそもレゲエってなんなの?」と「どうしてレゲエが大麻に繋がるの?」という所を抑えていってほしい。

 

 

レゲエとは、広義では「ジャマイカっぽいもの」となるが、狭義ではもっと厳格だ。ウィキペディアによると、元々は、1960年代後半にジャマイカ発祥し、1980年代前半まで流行した音楽のことを言うらしい。4分の4拍子の第2・第4拍目をカッティング奏法で刻むギター、各小節の3拍目にアクセントが置かれるドラム、うねるようなベースラインを奏でるベースなどの音楽的特徴を持つ。ようである。

 

 

が、僕のイメージだと、1960年云々どころか音楽にこだわらず、ジャマイカっぽいものをまとめてレゲエと呼んでいる風潮があるように思う。なので、ジャマイカを想起させるものを、ここではレゲエと呼ぶ。ちなみにジャマイカとは、中央アメリカ、メキシコの右側に位置する小さい島国である。秋田県と同じくらいの大きさらしい。で、ジャマイカを想起させるものとは、ドレッドヘアー、赤と黄色と緑のカラー、レゲエミュージック、などだろうか。これらが、大麻を持っている人を見つけるポイントになる。

 

 

なぜこれらレゲエが、大麻とつながるのか。どうしてこれらが境界になるのか、接点になるのか、というと、それは「ラスタ」という言葉に集約される。「ラスタ」が、レゲエと大麻を繋げる接着剤の役割を果たす。ラスタとは何か。正式にはラスタファリニアズムという。これは宗教とか思想と言われるものなのだが、教祖や神がいるわけではないので、思想と言ったほうがいいかもしれない。この1930年代に広がった思想で、一言で言うと「アフリカ回帰」である。ジャマイカの人の多くの祖先はアフリカから奴隷として連れてこられた人たちであり、今いる場所を「本来いるべきでない場所」と考える。「あの良かったアフリカに戻ろうぜ」という思想なのである。このラスタで神聖視しているのが、大麻なのだ。元々は民間療法が薬草として使われていたのが、人を治療する草というイメージで、神聖視に繋がったのだ。……というわけで、「ラスタの人が神聖視している」というのが大麻とレゲエを繋ぐ接点なのだが、ここに僕なりの解釈を加えると、「『ラスタ』という名目で大麻所持を正当化している」というのが、大麻を持っている人の深層心理、いいわけ、ではないかと考えている。

 

 

大麻を持っている人間には、ラスタでない人ばかりか、ラスタという言葉すら知らない人間も多い。「自分たちはレゲエだから」「自分たちはジャマイカが好きだから」なんていうものを意識的にしろ無意識的にしろ、心のなかに持っていて、犯罪を犯す際のブースターにしているのだろう。同時に、いいわけにもなる。人は、言い訳にしろ、何かしら正当化した理由を持ちたがる。論理的ではないにしろ、論理的に意味が通りそうなものを持ちたがるのだ。たとえば、お金がないのに高い洋服を買う人は、「高い洋服が自分をブランド化する」などと言うかもしれないし、肥満なのに体に悪い食べ物を食べる人は、「これを食べると落ち着くんだよね」なんて言いながらラーメンをすするだろう。大麻所持も同じで、微妙に論理的で、正当化できなさそうでできるような理由を持ちたがる。それが、ラスタであり、レゲエなのだ。「悪いことをしているのではなく、趣味傾向が同じなだけだ」という理由になっていない理由。それが大麻を所持する人間の拠り所なのだ。

 

 

芸能人が薬物所持で逮捕されるニュースを見て、「大麻を持っている人なんてどこにいるんだ」とか「自分たちの周りにもいるのか?」などと思ったら、レゲエをポイントに周りを見てみるといい。もちろん、「レゲエ=大麻」と考えるのは安直であるが、他の要素と組み合わさると、それは濃度の高いポイントになるのかもしれない。他の要素とは、態度が悪いとか、ヘビースモーカーとか、「草」をイメージさせるものを見に付けているとか。境界を見つける参考にしてもらいたい。

 

 

 

 

 


 

 

 

イライラは良くないし、できればイライラしないで生活したい。感情的になりがちな性格をコントロールして、楽しく笑いながら生活するためのヒントを載せた本です。

 

電子書籍でも買えますし、紙の本(プリント・オン・デマンド)も選べます。

 

タイトルは、「人に優しくなれる発想法」。想定されると読者は、主に子ども相手にイライラしてしまうお父さんお母さんですが、仕事やプライベートでのイライラする人間関係が気になっている方にも読んで欲しい内容となっています。

 

「人に優しくなれる発想法」購入ページへ

 


 

 

「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

心よりお待ちしております。

[contact-form-7 id=”10255″ title=”セミナー申込みフォーム”]


 

 

30分の無料相談を承っています。子ども、非行、犯罪、警察対応、などのキーワードで気になりましたらご利用ください。基本はウェブ会議アプリを使ってのオンラインですが、電話や面談も対応できます。

 

モヤモヤ状態のあなたが、イキイキとする無料相談です。次の一歩を踏み出すために、お気軽にお問い合わせください。

 

下記お問い合わせフォームで「相談希望」である旨をお知らせ下さい。

[contact-form-7 id=”2700″ title=”お問い合わせ”]

 


 

 

ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。

 

思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」と聞かれた場合や、「それってどういうこと?」と深く知ろうとした場合、それと「どうやって持つことができるの?」となった場合に、うまく答えられないと思うんです。

 

そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。

 

スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子には載せてみました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。

 

下のフォームにてお名前とメールアドレスを入力のうえ、無料でダウンロードできますので、ぜひ読んで頂ければと思います。

 

[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 大麻やマリファナ所持を見つける方法

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP